探偵用語辞典

探偵用語~探偵関連事項。
あなたの周囲でこのような言葉を使っている人物がいたら、それはもしや探偵かも!?

※それぞれの探偵社、興信所によって使い方が異なる言葉や語句もございますので予めご了承下さい。
「ウチの探偵社では違うニュアンスで使っているぞ!」といったクレームは何卒ご勘弁を・・・(汗)

探偵用語~探偵関連事項。
あなたの周囲でこのような言葉を使っている人物がいたら、それはもしや探偵かも!?

※それぞれの探偵社、興信所によって使い方が異なる言葉や語句もございますので予めご了承下さい。
「ウチの探偵社では違うニュアンスで使っているぞ!」といったクレームは何卒ご勘弁を・・(汗)

detective terms ▽


 【 あ 行 】

■〔 IR 〕(あいあーる)
(英-Infrared) 赤外線の略。
主に夜間(暗闇)での撮影時はこの赤外線を照射して撮影を行う場合が多いが、この赤外線を照射して撮影すると完全な暗闇でも明るい鮮明な画像を撮影する事が可能になる。
赤外線の光線自体は不可視光で人間の目には見えない為、調査する対象の人物に照射しても光が気付かれる可能性は皆無に等しく、このような事からも夜間(暗闇)で隠密に撮影するには適している光源である。
この赤外線を照射する機材を「IR機材」などと呼ぶ場合が多い。
{同}→赤外線撮影

■〔アイコン〕
アイコンタクトの事を略して呼ぶ。
「調査員AがアイコンしたらBは行動を開始して下さい」などと使う場合がある。

■〔愛人〕(あいじん)
基本的には、ある特定の既婚者が浮気をしており、その浮気相手の人物の事を言う。
原則として既婚していない者同士が交際関係にあり、そのどちらかが浮気や二股といった状態の場合では愛人とは呼ばない。
ちなみに国語辞典(角川書店著)では〔愛人〕=愛する人、恋人、と表記されている。

■〔愛人調査〕(あいじんちょうさ)
広くは浮気調査の事。
又は、愛人がいるのか?、いないのか?、を確認する為の調査も含めて愛人調査と呼ぶ場合もある。
{同}→浮気調査

■〔空き待ち〕(あきまち)
カップルがラブホテルに入館しようとするが、満室状態や部屋が清掃中や準備中でスグには入れないといった時に、駐車場(駐車スペース)で待機している状態。
その部屋が空くのを(清掃が終わって入室可能になるのを)待っている状態。
「ターゲットを尾行してラブホテルに入館したが、現在対象者は駐車場にてアキマチ状態です。気づかれないよう近づかないで下さい!」などと使う。
{同}→清掃待ち

■〔アゴとり〕
取り調べする事。広い意味で調書等を執る事。

■〔足・足がつく〕(あし・あしがつく)
基本的に〔足〕とは証拠や形跡の事。
〔足がついた〕とは犯人が証拠や形跡を残したという事の意。
「以前から浮気の疑いがあったが今回その証拠が確認できた」→といった場合は「浮気の足を確認した」などと言う。

■〔アヒル〕
制服の警察官を指す隠語。

■〔洗う〕(あらう)
広くは調べる事、探る事全般を言う場合もあるが、探偵用語としては一度調査を行ったものを再度調査し直す場合に用いる場合が多い。
再び詳細に調べる事。
「ターゲットの交友関係を再度洗って下さい」などと使う。
悪事等から手を引く場合に用いる『足を洗う』という言葉の『洗う』とは違ったニュアンスで使用する。

■〔新顔〕(あらめん)
初めて見る顔。 初めて見る人。 初対面。

■〔アリバイ〕
正式には現場不在証明と言う。
何らかの物事が起きた時に、その時間にその場所に居なかった事の証明。

■〔あんこ〕
新人。 新入りの事。
「今日の調査はあんこと一緒なので面倒をみてあげて下さい」などと使う。

■〔暗箱〕(あんばこ)
留置所を指す隠語。
{同}→鳥かご、ぶたばこ

■〔家出調査〕(いえでちょうさ)
家出した人物を探す調査の事。
『失踪人調査』と同じような意味で使われる事もあるが、厳密には
『家出』→行き先を告げずにコッソリ家を出て行ってしまい所在が判らない事。
『失踪』→家から出て行った事は把握しているが、その後の足取りが途絶えたり、また途中から行方や所在が判らない事。
{類}→失踪人調査

■〔いじめ調査〕(いじめちょうさ)
主には子供が学校でいじめられているので、いじめている相手やいじめの原因等を調べるといった調査。
又は子供がいじめられていないかを確認する調査。
その対象の子供を補足し、監視、音声を録音したり傍受したりして環境を確認する調査が主体となる場合が多い。

■〔慰謝料〕(いしゃりょう)
損害賠償金の事。
{同}→損害賠償

■〔イタチ〕
機動力に富んだ、動きが俊敏な人物の事。

■〔一枚〕(いちまい)
人数の事を〔枚〕と呼ぶ言い方であり、一枚は一人の事。
「門の前に二枚居る」→「門の前には二人居る」という意。

■〔移転先調査〕(いてんさきちょうさ)
主には引っ越し先や夜逃げ先の住所を突き止める調査が多い。
ある人物の今現在の住所を突き止める『所在調査』に含めて統一した意味で使う場合が多い。
良くあるケースでは、借金をして返済せずに逃げてしまった人物の移転先を突き止めるといった調査が多い。

■〔嫌がらせ調査〕(いやがらせちょうさ)
昨今、相談や依頼が非常に増加している調査のひとつ。
嫌がらせを受けているので相手を特定して欲しい、又は嫌がらせ自体を止めさせて欲しいといった調査。
最近では、『家の壁をドンドン叩かれる』、『家の前にゴミを置かれる』、『自家用車にイタズラされる』といったものが非常に多く、近所トラブルに関連した事柄が多い。

■〔依頼者〕(いらいしゃ)
調査を頼んだ人の事。
{同}→クライアント

■〔遺留品〕(いりゅうひん)
国語辞典(角川書店著)では「死後に残しておいた品物、又は忘れ物」と表記される。
探偵用語としては、広くは対象人物の忘れ物に対して使う場合が多い。
「浮気相手が車内にピアスを置き忘れて行った」という状態の場合、このピアスを遺留品と呼ぶ事が多い。

■〔インフィニティ盗聴〕(いんふぃにてぃとうちょう)
固定電話の回線に仕掛ける盗聴器。
電話盗聴器とはまた別物で、仕掛けられた側の電話機が勝手にずっと通話状態にされるといった盗聴のシステム。
仕掛けた犯人側は離れた場所から信号を出す事によってその仕掛けた電話機は通話状態になるため、受話器から拾った会話や音声が仕掛けた犯人側に盗み聞きされる。
このインフィニティ盗聴器の装置自体は現在ではなかなか手に入らない。(一般販売はされていない)

■〔うかんむり〕
盗み、窃盗を表す隠語。
窃盗の「窃」の部首が“うかんむり”に似ている事からこう呼ばれるようになったが正式な部首名は、あなかんむり。

■〔歌う〕(うたう)
自白、自供する事。
「被疑者は歌ったか?」→「まだです。」などと使う。
{同}→落ちる、ゲロ
{類}→完落ち、半落ち

■〔内引き〕(うちびき)
自分が勤めている店舗や会社等から物品を盗む事。
身内の人間に万引きされる事から内引きと呼ばれる。

■〔裏付け・裏を取る〕(うらづけ・うらをとる)
エビデンス。 想像や憶測だけでなく、それらの事柄の確たる証拠を得る事。
ある事柄が起きたと推測され、調査した結果その事柄が間違いなく行われたという証拠品を取得できたような場合は「裏が取れた」と言う。
又このような調査自体を「裏付け捜査」と言う。

■〔浮気調査〕(うわきちょうさ)
文字通り、浮気や不倫、不貞について調査する事。
一般的には『浮気』も『不倫』も『不貞』も全てまとめて “浮気” と呼ぶ場合が多い。
国語辞典(角川書店著)によると、
・[浮気]=変わりやすい事、移り気、愛情が他に移りやすい事。
・[不倫]=人の道にそむく事、不貞。
・[不貞]=貞操を守らない事。
と表記される。
この事から勘案すると民法上の不法行為となるのは[不倫]と[不貞]のみであり、[浮気]は一番軽い意味合いにも捉えられそうだが、このような区別は特には鑑みず全てまとめて “浮気” と呼ぶ場合が多い。
意味は同意の事と認識されるが、
「調査」と呼ぶ場合は『浮気調査』、
「関係」と呼ぶ場合は『不倫関係』、
「行為」と呼ぶ場合は『不貞行為』、
と呼称するのが一般的である。
「浮気しているかどうか確認する調査」も、「浮気の証拠を取得する調査も」、「浮気の相手を突き止める調査」も、大分類として広くは『浮気調査』と総称する場合が多い。

■〔絵〕(え)
①想定、推測する事や計画する事全般を言う。
又、絵空事の意から架空の事や想像の事なども言う。
「対象者の行動を絵描いて人員配置した」=「対象者の行動を予め予測して人員配置した」という意味になる。
➁入れ墨を指す隠語。
「あの浮気相手は腕にお絵かきしてる方の子ですね」などと使う場合もある。

■〔エージェント〕
(英-agent)
和訳=①代理人。
②スパイ、諜報員。
広い意味では探偵などの調査員を指す。

■〔S〕(えす)
SPY(スパイ)を指す隠語。
特に会社や企業の内部的な調査等で、こちら側に協力してくれる内通者を呼ぶ場合が多い。
又は身分を偽って潜入捜査している調査員を呼ぶ場合もある。

■〔SNS〕(エスエヌエス)
特には探偵用語ではないが、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。
定義としては、「WEB上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス」、「人と人とのつながりを促進するコミュニティ型の会員サービス」とされる。
現在では説明が不要なほど広く知られ大多数の方々が登録して(アカウントを持って)利用しているが、このSNSを利用して浮気や不倫、援助交際等を行っているケースが昨今急増している。
SNSは文字通り、メッセージ(メール)や会話等からさまざまな地域の人と知り合う事ができ、そこから更に進むと(両者の思惑が一致すると)実際に会って接触する事もできる。
単に友人、知人、純粋に恋人としての関係のみを希望してやりとりを始めたり会ったりするという事であれば問題はないが、初めから浮気や不倫や援助交際を希望した者同士でやりとりを始めるコミュニティも存在する。
広く知られる真面目なSNSサイトでもその中にグループやカテゴリー的なものがあり、そのグループが浮気や不倫や援助交際を目的としたグループであれば、そのグループ内でやりとりを始めれば知り合った両者は必然的にそのような関係と成り得る。
「自身のパートナーは頻繁にSNSサイトにアクセスし利用しているようだが、友人や知人を募る目的の真面目なサイトなので大丈夫だろう」と特には警戒していなかったが、よく調べてみるとそのサイト内の『不倫希望、体の関係、援助交際募集』的なグループにアクセスしており、浮気相手を探していた(浮気をしていた)といったケースも度々聞かれる。
現在、誰でも耳にしたことがある有名なSNSサイトでも、内部にそのようなグループやコミュニティは存在しているので注意(警戒)が必要な場合もある。

■〔エナヤ〕
裏で密かに子供を堕胎させる闇医者。
正式に産婦人科等を行っていない闇の堕胎屋。
エナヤに妊娠中絶を依頼すればもちろん通院歴や医療機関へのデータは残らず、誰にも知られずに秘密裏に堕胎する事ができる。
浮気の末に妊娠してしまい、表立って堕胎できない身分の女性が裏でコッソリ依頼する場合がある。
基本的には堕胎の医療知識や技術を持った元医療関係者等が違法に行う。

■〔襟取り〕(えりとり)
調査する対象者の基本的な情報、周辺情報を得る事。
広い意味では下見しておく事、下調べしておく事。
浮気調査等では、「対象者は○時頃に退社し、自家用車のナンバーは○○で、良く行く飲み屋は○○で、○時までに帰宅しない日は浮気が怪しくて・・」といった基礎的な情報を入手、把握する事。

■〔援・援助・援交・援助交際〕(えん・えんじょ・えんこう・えんじょこうさい)
略した語もあるが、全て売春行為と同様の援助交際の意。
同音の文字表記で〔円〕や〔円光〕などと表記する場合もあり、身体を売る行為から単に〔売り〕と略して呼ばれたり、お金をサポートする事から〔サポ〕などと呼ばれる事もある。
基本的に女性側が自身の身体を提供し、性行為やそれの類似行為(手淫、口淫など)が行われ、男性側が女性にその対価(金銭)を支払う。
浮気調査を行ってみると、男性の浮気相手の女性は知人や会社の同僚などではなく、出会い系サイトで知り合った女性でそのような援助交際関係での不貞行為だった、といったケースは多々ある。
売春行為としては同じだが、『援助交際』という呼び方は女性側が未成年者や学生の場合に多く使われる言葉で、女性側が成人(社会人以上)の場合は『割り切り』などと呼ばれる事が多い。
{同}→割り切り、サポ
{類}→援デリ

■〔遠距離盗聴〕(えんきょりとうちょう)
携帯電話を使用した「デジタル盗聴」の別名。
携帯電話を改造して“盗聴携帯”として盗聴を行うもので、圏外でなければ世界中どこからでも盗み聞きできる為、遠距離盗聴の別名が付いた。
一般的にはあまり使わない言葉。
{同}→デジタル盗聴

■〔援デリ〕(えんでり)
援助交際とデリバリー(ヘルス)を合わせた造語。
一個人(女性個人)が男性に身体を売ってその対価(金銭)を得るという単なる「援助交際」ではなく、この行為を組織的に(業務的に)行っている場合に特に『援デリ』と呼ぶ。
きちんと風営法に則って届出をして合法で業務を行っているデリバリーヘルス(派遣型風俗)を「デリ」や「デリヘル」などと呼ぶのに対して、裏で(モグリ営業で)違法に行っているものに対して『援デリ』と呼ぶ場合が多い。
合法のデリバリーヘルスと同様に、客(男性)が依頼すると(客の男性と援デリの女性の金額面等の折り合いがつくと)女性が派遣されて赴き、両者は接触して性行為(性交類似行為)を行って金銭を得るという流れはほぼ同じだが、裏で(モグリ営業)でこのような業務を行っているので組織売春の違法である。
このため援デリ業者は公に広告したり宣伝して客(男性)を募る事ができない故、SNSや出会い系サイトなどを利用して「個人の女性が援助交際を行って客(男性)を募集している」風に装って客(男性)を募っているケースが多い。
浮気調査を行ってみると、妻以外の女性に恋愛感情を持って浮気(不貞行為)をしているのではなく、このような援デリや風俗の女性と不貞行為を行っていたというケースは多々ある。
{類}→援・援助・援交・援助交際、

■〔お伊勢参り〕(おいせまいり)
駆け落ちの意。
「お伊勢参りの行方調査」=「駆け落ちした男女の行方調査」。

■〔落ちる〕(おちる)
自供する。 自白する。 観念して正直に話す事。
{同}→歌う、完落ち、ゲロ
{類}→半落ち

■〔囮捜査〕(おとりそうさ)
捜査する人間が被害者(被害者と成りえる者)になりすまして、自身が囮(エサ)となって容疑者をおびき出したり、容疑者に接触したりして捜査する事。
捜査する人間が、容疑者の仲間や容疑者の関係者などになりすまして捜査する事。
容疑者にわざと犯行を行わせるためなど、捜査する側がエサとなって捜査する事に広く使う。
国語辞典(角川書店著)では「なりすまして現行犯を捕まえる捜査」と表記されるが、現行犯だけでなく情報を得ようとする目的のなりすまし芝居も囮捜査と呼ぶ場合が多い。

■〔踊る〕(おどる)
抵抗する事。 暴れる事。
「万引き犯を捕まえたが、取り押さえる際には踊ったので苦労した」などと使う。

■〔お宮〕(おみや)
事件が迷宮入りになる事。

■〔泳がす〕(およがす)
捕まえたり取り押さえたりできる状態でありながら、故意にそれをせずに自由に行動させ、行き先を探ったり更に情報を得ようとする事。
わざと身柄を拘束せず行動等を監視する事。
あくまでも故意に“泳がす”のであって、尾行等していて撒かれてしまったような場合は「泳がれた」とは言わない。

■〔音声発信機〕(おんせいはっしんき)
基本的には“盗聴器”の正式名称であるが、音声発信機を盗み聞きの目的で使用して初めて“盗聴器”と呼ぶのが正当な呼称の仕方である。
会話や音声を集音して電波として飛ばす機器であり、この電波を受け取って聞くには『受信機』が必要になる。
実際の探偵調査に使用する場合では浮気調査や行動の監視等に使用する場合が多い。
音声発信機をターゲットの部屋や車にコッソリ設置して、その会話や音声から浮気の事実や情報を得る。
あくまでも一方的に電波を飛ばす物であって、相手の誰かと通信するトランシーバー(無線機)等は音声発信機とは呼ばない。
又、尾行する調査にてターゲットの車両に設置する発信機は『追跡用発信機』としてまた別物である。
{同}→盗聴器

■〔音声受信機〕(おんせいじゅしんき)
一般的には略して「受信機」や「レシーバー」と呼ぶ。
音声発信機(盗聴器)から発せられた電波を受け取って会話や音声を聞く機器。
{同}→受信機
{類}→広帯域受信機、マルチバンドレシーバー、レシーバー



 【 か 行 】

■〔ガーボロジー〕
(英-garbology)
調査する対象者の排出したゴミを収集、取得してそこから情報を得る事。
ゴミを回収して分析する事。 ゴミあさり。
略して「ガーボロ」などと言う。

■〔害者〕(がいしゃ)
被害者の略。
{同}→マルガイ

■〔科学調査〕(かがくちょうさ)
科学的な手法を用いて調べる事全般を言う。
主にはDNA鑑定、指紋照合、声紋鑑定、成分分析等、これらの調査を広く科学調査と呼ぶ場合が多い。
これに対して、地道に足を運んで調査する事をひと昔前はローカル調査と呼ぶ人もいたが、昨今ではあまり言う人はいない。

■〔家裁〕(かさい)
家庭裁判所の略。
家庭裁判所は離婚等の家庭問題の事件、及び少年犯罪を扱う裁判所。

■〔ガサ・ガサイレ〕
本来『ガサ』とは捜索する事全般を言うが、特に対象人物の家屋敷や住居の捜索をする場合に用いる。
『ガサイレ(ガサ入れ)』は容疑者の自宅(住居)へ入って所在品や隠された物品等を調べる事。
{同}→家宅捜索

■〔ガセ・ガセネタ〕
嘘の情報の事。
情報を提供した側が故意に虚偽の情報を与えたものに対して『ガセネタ』と呼ぶが、広い使い方では、故意によるものでは無くとも誤った情報、間違った情報全般に『ガセネタ』と呼称する傾向もある。

■〔偽名〕(がせな)
文字通り偽名(ぎめい)の事だが、警察や探偵では読みを変えて『ガセナ』と呼ぶ場合が多い。
偽名は偽名でも、キャバ嬢やホステスなどの水商売の女性や風俗関係の女性が仕事上で名乗る偽名は『ガセナ』とは呼ばず『源氏名』と呼ぶ場合が多い。

■〔家宅捜索〕(かたくそうさく)
容疑者の自宅(住居)に入って所在品や隠された物品等を調べる事。
原則として裁判所が発行する家宅捜索状を基に立ち入り、捜索する事が許される。
探偵用語としては、「単身赴任先の夫の住居を、妻の立ち会いの基に家宅捜索して浮気の証拠を押収する」などと使う場合がある。
{同}→ガサ、ガサイレ

■〔カメラ〕
調査に使用するカメラ、ビデオカメラ等の撮影する機材は全て“カメラ”の部類だが、静止画を撮影するカメラ(一眼レフカメラやデジタルカメラ等)に限って『カメラ』と呼ぶ場合が多い。
これに対して動画、ムービーを撮影するビデオカメラ(ハンディカム等)は『ビデオ』と呼んで区別している傾向もある。

■〔完落ち〕(かんおち)
完全に自白する事。 全面自供。
{同}→歌う、落ちる、ゲロ、
{類}→半落ち

■〔かんかん〕
鑑別所を指す隠語。
「やつにはかんかんの前がある」=「やつには鑑別所に入っていた前科がある」という意味。

■〔簡裁〕(かんさい)
簡易裁判所の略。
簡易裁判所は事件の内容が軽微なものについて取り扱う裁判所。
最下級の裁判所。

■〔観音〕(かんのん)
裸の人物の事。 特には裸の女性を指す言葉。
「ホテルに乗り込んだ時は相手は観音でした」などと使う。

■〔完黙〕(かんもく)
容疑者等が完全に黙秘している状態。

■〔聞き込み〕(ききこみ)
文字通り、調査員が人に聞いて回り、情報を得る事。
聞き込みにも種類があり、↓
①〔化け調〕(ばけちょう)=
探偵である身分を隠して(偽って)聞き込みする手法。
営業マンや相談員、その他の職種になりすまして聞き込みする場合が多い。
②〔直調〕(ちょくちょう)=
調査する対象者本人や対象企業等に直接聞き込みしてしまう手法。
この場合は探偵である身分は隠して(偽って)本人に接触する〔化け調〕であるパターンが多い。
又は直接本人への取材のようなスタンスで聞き込む事もある。
③〔側調〕(そくちょう)=
調査する対象の側面から聞き込む手法。
個人の場合は周囲の人間や過去の交友関係の人物、過去の住居の近隣住人等から聞き込む事が多い。
企業の場合は取引先やライバル企業等から聞き込む事が多い。
④〔電調〕(でんちょう)=
電話を掛けて聞き込む手法。
聞き込む相手の警戒心も強くなりがちであり、あまり行われない方法。

■〔企業調査〕(きぎょうちょうさ)
主には会社や企業の業績や経営状況等について調べる事が多い。
信用性や評判等の情報収集を行う場合もあり、更には不正や問題の隠ぺい、使途不明金、粉飾決算等、企業に関する調査案件の種類は多岐に渡る為、会社組織に関する調査全般をまとめて『企業調査』と呼ぶ場合が一般的である。
ある企業が新たに取り引きを開始しようとする場合、その会社をあらかじめ調査しておこうといった案件も多い。

■〔逆探〕(ぎゃくたん)
逆探知の略。
原則として固定電話の逆探知に用いる言葉で、携帯電話の場合で電波を調査して所在地を絞り込むといった調査は逆探とは呼ばない。

■〔ギル〕
盗む事の総称。 窃盗。
「自転車をギった」=「自転車を盗んだ」という意。

■〔緊逮〕(きんたい)
緊急逮捕の略。 検察、警察のみが行える逮捕の種類。
緊急を要する事態となった場合、その場で容疑者を逮捕してからその後に逮捕状を発行させる手段。

■〔金トラ〕(きんとら)
金銭トラブルの略。

■〔靴重ね〕(くつがさね)
浮気や不倫を指す隠語。 近年ではあまり使う人はいない。

■〔ぐに屋〕(ぐにや)
質屋を指す隠語。 近年ではあまり使う人はいない。
「奴は万引きした物品をぐに屋に持ち込みました」などと使う。

■〔クロ〕
犯人。 犯人と認められる人物。
広い意味では、犯行の事実やそれまで疑わしかった事柄が事実だった場合などに〔クロ〕と呼ぶ事も多い。
「もう数週間も浮気調査を行っているが、対象者は全く浮気のような行動を見せない。この対象者は本当にクロなのか?(本当に浮気の事実があるのか?)」などと使う。
{対}→シロ

■〔ゲソ〕
足元、靴の事。 広い意味で足跡の事を言う。
「容疑者のゲソが着いています」=「容疑者の足跡が着いている」という意。

■〔ゲソ者〕(げそもの・げそもん)
暴力団、ヤクザ、その他、広い意味で悪事に手を染めている者。
「ゲソ」=「足」という事から、そのような組織から抜ける事を「足を洗う」となる。
{同}→筋者

■〔結婚調査〕(けっこんちょうさ)
結婚しようとする相手の素性を調べる事。
家柄や経歴はもちろん、離婚歴や隠し子の有無、借金や信用状態等、嘘や隠し事が無いかを調べるのがメイン。
時には過去の交友関係、同窓生まで遡って聞き込みを行い、性格や短所といった本性的な部分も追及する場合がある。
親や先祖の持病や死因等を調査し、調査対象者にも遺伝的に発症が考えられる病気の有無まで調査する事もある。

■〔ケツ持ち〕(けつもち)
その人物や組織の裏に存在する有力者や暴力団の事。 後ろに控えていて手助け、協力する者。
暴走族用語としての『ケツ持ち』はまた違う意味で使われ、暴走している集団の最後尾に位置して警察の追尾や取り締まりを妨害する役割の者を言う。

■〔げん〕
証言の略。
「目撃者のげんを聞く」=「目撃者の証言を聞く」という意。

■〔現状〕(げんじょう)
今現在、事件が起きている、物事が起きている現場。 今現在の現場の状況。

■〔現逮〕(げんたい)
現行犯逮捕の略。
逮捕の種類は『①通常逮捕』、『②緊急逮捕』、『③現行犯逮捕』の三種類あるが、一般人にも許されている行為はこの『現行犯逮捕』のみである。

■〔現着〕(げんちゃく)
現場に到着する事。
「調査員AとBは既に現着しています」などと使う。
{類}→臨場

■〔現認〕(げんにん)
現場で起こっている事柄を認識する事。 その起きた事柄を確認した事。 現場の状況を確認できた事。

■〔現任〕(げんにん)
探偵社などを運営している代表者は、探偵業法に基づいて自社に所属している調査員(従業員)に対して研修を行わなければならないが(調査員は研修を受けなければならないが)、それを現任研修と言う。

■〔コードイエロー〕
これからある物事が起きる可能性が高い、何らかの動きが起きる可能性が高い、といった場合に注意、注視を促す為の暗号。
張り込み中の現場等では、ターゲットが動き始める事が判った時などに「備えろ!」という意味で注意、注視を促す為に仲間や他の調査員達に指令を出す暗号。

■〔コードブルー〕
『コードイエロー』は単に「備えろ!」という注意の意味だが、『コードブルー』は注意と共に「警戒しろ!」という意味で出す暗号。
『コードイエロー』の一段階上の警戒を伝える意。
主には、尾行をしていてその尾行が気付かれる可能性がある時に「警戒しろ!」や、張り込み等をしていてその張り込みが発覚しそうになったような場合に「警戒しろ!」という意味で、仲間や他の調査員達に指令を出す暗号。

■〔コードレッド〕
『コードレッド』は最上級の危険を表すもので、緊急退避を促す暗号。
張り込み中、尾行中、時には潜入調査中やターゲットに接触している場合等、どのような業務中でも「全てを投げ出したとしてもスグにその場から退避しろ!」、「危険が迫っているのですぐに逃げろ!」という緊急退避の意味で仲間や他の調査員達に指令を出す暗号。
特に危険な、特殊な任務に就いている場合でなければまず発令する事は無い。

■〔興信所〕
→〔探偵〕を参照。

■〔広帯域受信機〕
→〔受信機〕を参照。

■〔行動調査〕(こうどうちょうさ)
調査する対象者の行動や素行を確認、記録する事。
出勤から帰宅、外出から立ち寄り先等、移動に関する全ての行動を調査する。
広い意味では浮気調査も行動の調査と言えるが、「浮気」、「不倫」、「不貞」の男女関係の属しないものについて『行動調査』と呼ぶのが一般的。(男女関係が絡むとほとんどは「浮気調査」となってしまう為。)
会社の従業員の外出先での怠業、サボリ等といった行動の確認も行動調査の一つである。
素行調査とも呼ぶが、行動調査とほぼ同じ意味で解釈する場合が多い。
{同}→素行調査

■〔コンクリートマイク〕
隣の部屋の会話や音声を壁越しに聞くという機器。
隣の部屋越しの壁にマイク(集音部分)を当てると、その拾った(集音した)音を増幅してくれるという機器で、壁にコップを押し当てて聞き耳をたてるような原理と同様の事を電子的に行ってくれる。
このように主には隣の部屋を盗聴する目的で使用する機器。
コンクリートの壁越しでも聞けるという意味から『コンクリートマイク』と名付けられているが、本当に分厚い鉄筋コンクリート造の壁越しではハッキリ聞き取れるほどの性能までは無い。

■〔ごんべん〕
詐欺を指す隠語。
「詐」の部首がごんべんである事からそう呼ばれるようになった。



 【 さ 行 】

■〔詐欺開け〕(さぎあけ)
主には、訪問者としてその目的の家を訪ね、玄関から声を掛ける際に自身の身分を偽って(家人に嘘を言って安心させて)ドア等を開けさせる手口。
宅配便、町内会の関係者、時には警察官だと嘘を名乗って玄関ドア等を開けさせ、無理やり家の中へ押し入る強盗の手口。
広い意味では、「車のカギを無くした。これは私の車なのでカギを開けてくれ」などと鍵屋に嘘をついて他人の車を開けさせるような行為も「詐欺によるカギ開け」という同様の意味で使われる事もある。

■〔サス〕
通告や密告の事。
「企業が不正行為をサされた」=「企業が不正行為を警察等に通報(通告)された」の意味になる。
{類}→タレコミ

■〔サポ〕
→〔援・援助・援交・援助交際〕を参照。

■〔さんずい〕
汚職の意味。
「汚」の部首がさんずいである事からそう呼ばれるようになった。

■〔酸性フォスファターゼ〕(さんせいふぉすふぁたーぜ)
男性の精液や前立腺分泌物に特に多く含まれていると言われる成分。
この特徴を生かして、酸性フォスファターゼに反応を示す試薬などを用いて下着(パンツ)に精液(酸性フォスファターゼ)が付着していないかを鑑定するという手法がある。
しかし、この鑑定結果のみで100%の何らかの判断を下すのは難しいのも事実。
浮気調査の一つとしてこの鑑定手法を行う事があるものの、対象が男性(夫)でその下着(パンツ)の付着物(付着しているであろう部分)を検査してみて、もし酸性フォスファターゼの反応があった(陽性)としてもそれは本当に浮気などでの性行為が行われて付着したのか?、日常生活の中で偶発的にたまたま性的刺激を受ける事があって排出されたものに反応を示したのか?、実際のところは当の本人しか判らないという事になる。
対象が女性(妻)でその下着(パンツ)を検査してみて反応が無かった(陰性)としても、それで他の男性との性行為(浮気)が無いという確認にはならない。(コンドームを使用した性行為であれば女性側に精液は付着しない為)
又、一般的に流通しているこの試薬は血液中の血漿にも反応を示す事が判っている為、精液以外でも女性器からの排出物にも反応を示してしまう場合もあり、結果、本当に浮気などしていない女性の下着(パンツ)を検査しても陽性反応を現わしてしまう場合もある。
この鑑定自体を『精液鑑定』と呼ぶ場合も多いが、『精液鑑定』と言うと採取した精液自体のDNA鑑定をする事も『精液鑑定』と呼んだりする。

■〔GMS〕(ジーエムエス)
まだ日本には入って来ていないと言われているが、海外では実験的に使用され始まっている新しい追跡技術。
調査する対象者が所持している携帯電話の番号さえ判れば、その携帯電話が今現在つながっているアンテナ基地局などから現在位置を割り出す事が可能なシステム。
又、その対象者の所持している携帯電話を遠隔で操作する事もできるので、無音無振動着信に設定したうえで勝手に通話状態にする事も可能。
その結果、その携帯電話が対象者の手元に(近くに)あれば秘密裏に会話を傍受(盗聴)する事も可能。
その当該の対象者には一切接近せずに現在地、会話といった情報を得る事ができる最新のシステム。

■〔GPS〕(ジーピーエス)
(英-Global Positioning System、グローバルポジショニングシステムの略)
和訳すると「全地球測位システム」。
カーナビゲーションやGPS携帯等でも広く知られる、人工衛星を利用した位置を把握できるシステム。
現在ではこのGPSを使用した追跡装置がメジャーとなり、特に車両を追跡したりする場合にはGPS追跡装置をターゲットの車両に設置して現在位置を確認する事が多い。
このようなGPSの追跡装置を使用した調査の利点は、居場所が判るだけでなくターゲットに接近して尾行する必要もないので、調査が発覚したり警戒されるリスクも皆無となる。
探偵用語として単に「GPS」と言った場合は、このようなGPSを利用した機器全般を指す事が多い。

■〔敷展〕(しきてん)
見張り役の人間。 監視役の人間。
屋敷を展望するという意味から略して敷展と呼ばれる。
見張りの意味で使われるものの、主には相手側の見張りに対して使う場合が多い。
「相手側の家に近づくが敷展がいるので注意して下さい」などと使う。

■〔失尾〕(しつび)
尾行している時に見失ってしまう事。
『失尾』は、厳密にはこちら側のミス等で見失った場合に使う言葉であり、あくまでも何の策略も故意によるものでもなく、単純に見失った場合に使う。
混同されやすいが、「これ以上尾行を続けると発覚する恐れがあるためにわざと尾行を中止した」といった場合は『尺を取った』と言い、「尾行している事が対象者にバレてしまって故意に逃げられた」といった場合は『撒かれた』と言う。
{類}→尺を取る、撒かれる

■〔地取り捜査〕(じどりそうさ)
地道に聞き込みを行ったり、足を運んでコツコツ情報を得る捜査の事。
一般的には「地取り捜査」と言うが「地取り調査」とは言わない。

■〔尺を取る〕(しゃくをとる)
①対象人物、対象物から離れる事。
➁尾行していた際に、追跡している側が故意に尾行を中止したり、その尾行している対象人物から故意に距離をおいて離れる事。
「尾行していると、他に人通りが全く無い場所になってしまったなどで追跡者が目立ちやすくなり、これ以上尾行を続けると気付かれる恐れがある」といったような場合に故意に尾行を中止(中断)する事を言う。
「今日の尾行は尺を取って明日出直そう」などと使う。
{類}→失尾、撒かれる

■〔ジャミング〕
(英-jamming)
電波を妨害する行為のこと。
電波妨害機器(ジャミング機器)によって携帯電話などの電波を妨害し、無効(圏外)にする事ができる。
携帯電話を改造して作られた「盗聴携帯」に不安があり、「自宅にそのような盗聴携帯が仕掛けられている疑いがある」といった場合などに自室をジャミングする事によって携帯電話を使用した盗聴行為を阻止する事ができる。
又、GPSの電波も妨害できる機器もあり、「自分の車にGPS機器が付けられている可能性があって居場所や行き先などが探られている疑いがある」といった場合にGPSの電波を妨害して無効にすれば、そのGPS機器を機能しなくできる。
現在では数万円程度で販売されているジャミング機器でも携帯電話の電波(CDMA/GSM、DCS/PCS、3G~)やGPSだけでなく、Wi-FiやBluetooth等の電波も妨害できる機器も流通されており、普段日常で使われている電波はほぼ全て無効にできる機器も増えている。
ただしこのジャミング行為は電波を妨害する行為にあたる為、場合によっては総務省の許可を要したり、イタズラ目的やむやみに行うと電波法に抵触する事もあるので注意が必要である。

■〔周波数カウンター〕(しゅうはすうかうんたー)
発信されている電波(受信された電波)の周波数を測定して何Hz(何ヘルツ)なのか表示してくれる機器。
盗聴調査や盗撮調査には欠かせない機材の一つと言える。
盗聴器から発せられる盗聴電波は現在確認されているだけでも数百種類の周波数がある為、いま発信されている(いま受信された)この電波は何Hz(何ヘルツ)の周波数なのかを『周波数カウンター』で測定して、これが盗聴電波なのかどうかを判別、判断する。

■〔重要事項説明書〕(じゅうようじこうせつめいしょ)
探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に(契約の前に)依頼者へ交付する事が義務付けられた書面。
正式に業務契約の締結となる時には探偵業者は依頼者へ必ず発行しなければならない事が法により規定されている。
探偵業者と契約をしたがこのような書面を発行されていないといった場合は、それは「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「違法な探偵」である事が疑われる。
探偵に(興信所も同様)何らかの業務を依頼した場合は必ずこのような書面を発行してもらう事が重要であり、発行しないという業者は敬遠した方が良い。
この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『探偵業務委任契約書』と『誓約書』の合計3種類ある。

■〔首検〕(しゅけん・くびけん)
犯人や容疑者の顔写真等を見て確認する事。 首を検査、検分するという意味の略。
「依頼者に浮気相手の首検をしてもらいました」=「依頼者に浮気相手の顔を確認してもらいました」という意味になる。

■〔受信機〕(じゅしんき)
発信機から発せられた電波を受け取って音声として発してくれる機器。
ある特定の周波数のみ受け取れる受信機は、その特定の発信機の専用として対になる機器。
現在では多くの受信機はそのような特定の周波数しか受け取れない物は不便である為、さまざまな周波数を受け取れる『広帯域受信機』という物が一般的となっている。
これは文字通り、広い帯域の周波数が受け取れる性能である為、短波~AM~FM~VHF~UHFといった普段使用されている周波数帯が一台の受信機で聞き取れるという物。
地域の防災無線や消防無線も聞き取れるので一台持っていると防災にも役立つ。
探偵業務として使用する際は、盗聴器の発見や発信機からの電波傍受等に使用する場合が多い。
盗聴器は、現在は無線式盗聴器と呼ばれる盗聴電波を発する物が主流である為、このような広帯域の受信機にて盗聴電波を受信する事が可能。
尾行や追跡業務に使用する場合は、車両に取り付けた追跡用の発信機から発せられる特定の電波やビーコンの電波受信に使用され、この電波受信によってどちらの方角に居るのかなどを探りながら追跡する事が可能。
このような広帯域受信機を『マルチバンドレシーバー』とも言い、単に受信機という場合は『レシーバー』とも言う。
{同}→音声受信機

■〔職質〕(しょくしつ)
職務質問の略。
{同}→バンかけ

■〔消毒〕(しょうどく)
警護やボディガードといった業務で使う用語。
警護する対象者の行き先に前もって出向き、危険物や不審な人物が存在していないかなどを予め下見、調査しておく事。

■〔シロ〕
一度は犯人である疑いがあったが、その後に犯人では無かった事が判明した人物の事。
厳密には、最初から明らかに犯人では無い事が判明している人物はシロとは呼ばない。
浮気調査などでは、浮気をしている疑いがある人物を徹底的に調査したが浮気の事実は無かった場合や、浮気をしている疑いがあるとの事で依頼者から承って調査してみると依頼者の思い込みや勘違いで浮気の事実は無かった場合に『シロだった』と使う。
{対}→クロ

■〔筋者〕(すじもの・すじもん)
暴力団、ヤクザ、又はその関係者を指す隠語。
{同}→ゲソ者

■〔ストーカー〕
現在では執拗につきまとったり、尾行や待ち伏せ、しつこい電話やメール送信といった行為全般をまとめてストーカーと呼んでいる場合が多い。
ストーカーを規制する法律では『ストーカー規制法』が2000年11月24日に施行された。
原則としては、恋愛感情が基にある場合に限定して処罰の対象になるとされていたが、現在では恋愛感情は無い単なる嫌がらせによるものでも「つきまとい行為」として警察からの『ストーカー警告書』といった勧告を受けるケースも増えて来ている。
厳密に『ストーカー規制法』にて定めている定義は、「つきまとい行為を反復して行う事」とされており、このつきまとい行為の事柄は↓
①自宅、学校、職場等でのつきまとい、待ち伏せ、押しかけなど、
②監視していると告げる行為、
③面会、交際の要求、
④乱暴な言動、
⑤無言電話、連続した電話やFAX、(加えて現在では連続したメールも対象)
⑥汚物、動物の死体等の送付など、
⑦名誉を害する事項の告知など、
⑧性的羞恥心を侵害する物品等の送付など、
と規定される。
ストーカー規制法での罰則は6か月以下の懲役、又は50万円以下の罰金。
この法規の他にも、警察へ申告して『警告書』の発行となるとストーカーしている人物に対して文字通り警告する事ができ、この警告にも従わない場合は公安委員会が『禁止命令』を出す事になる。
この禁止命令にも従わない場合は1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金となる。
ちなみに『ストーカー規制法』は親告罪である為、原則としてストーカー被害を受けている当人からの申し出があって初めて適用されていく事になる。

■〔スミ〕
刺青(いれずみ)を指す隠語。
{同}→モンモン

■〔精液鑑定〕(せいえきかんてい)
→〔酸性フォスファターゼ〕を参照

■〔誓約書〕(せいやくしょ)
探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に依頼者から交付を受ける事が義務付けられた書面。
正式に業務契約の締結となる時には探偵業者は依頼者から受け取らなければならない書面となるが、実際は当該書面は探偵業者が準備していて、依頼者から署名を頂いて受け取るという方法をとるのが一般的。(契約時に、依頼者へこの『誓約書』を始めから作成してこちらへ発行してくれ、というのは現実的に無理がある為。)
探偵業者と契約をしたがこのような書面のやりとりが無いといった場合は、それは「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「違法な探偵」である事が疑われる。
この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『重要事項説明書』と『探偵業務委任契約書』の合計3種類ある。

■〔前科・前歴〕(ぜんか・ぜんれき)
厳密には、刑事事件を起こして起訴され、有罪判決(執行猶予含み)を受けた者が「前科」。
刑事事件を起こして逮捕されたが不起訴等となった場合は「前歴」と言う。
浮気の裁判等はあくまでも民事の事柄なので、たとえ裁判で負けたとしても前科や前歴とは呼ばない。
{同}→まえ

■〔素行調査〕(そこうちょうさ)
調査する対象者の行動全般を確認、記録する調査。
出勤から帰宅、外出から立ち寄り先、接触した人物から交友関係など、全ての行いを調査する事。
特には「浮気」、「不倫」、「不貞」といった男女関係の属しないものについて呼ぶ場合が多い。(男女関係が絡むとほとんどは「浮気調査」となってしまう為。)
会社の従業員の外出先での怠業、サボリ等といった行動の確認も素行調査の一つである。
行動調査とも呼ぶが、素行調査とほぼ同じ意味で解釈する場合が多い。
{同}→行動調査



 【 た 行 】

■〔ターゲット〕
調査する対象者の事。
{同}→マルタイ

■〔立ち張り・立ちんぼ〕(たちばり・たちんぼ)
路上等で立って(徒歩などで)張り込みする事。
「現場は車両を停められない場所なので車内からの張り込みは不可能です。よって調査員の立ち張りでお願いします」などと使う。
{同}→電柱、張り込み

■〔タレ〕
①広い意味で情報の事を指す。(タレコミ等)
②交際関係にある女性を指す隠語。
「浮気相手のタレを確認しました」などと使う。

■〔タレコミ〕
情報を通告、密告する事全般を言う。 密かに情報を教える事。
主には、こちら側が密かに情報を教えてもらう事に対して「タレコミが入った」と使う場合が多い。

■〔探偵〕(たんてい)
(英-Detective、Privatedetective、Privateinvestigator)
主には、浮気調査、素行調査、行動調査などを始めとして人物の真の姿や行い(隠された部分)を確認し、それを依頼した者に報告する職業。
又、人物の移転先や逃亡先といった所在を調査してそれを依頼した者に報告する職業。
他には盗聴調査、盗撮調査といった機器類の有無や発見等を調査する事もある。
各辞典での解説は、
①隠された事実を調べる事、(それをする人)
➁他人の行動や秘密をひそかに探る事、(それをする人)
③隠密、敵の機密や内情をひそかに探る事、(それをする人)
と表記される。
一般的に日本の探偵は、不貞行為や不倫といった浮気調査や素行調査が業務の大半を占めているので「主には浮気調査や素行調査を行ってくれる職業」と解釈して良いと存じる。
かつては、「探偵という仕事は世の中では正式な職業として認められていない」という見解もあったようだが、2007年6月に探偵業法が施行され、その後はこの法に則って営業、業務を行っている者は「正式な職業としての探偵」と言って良い。
探偵業法上の“探偵”とは、
「探偵業務とは、他人の依頼を受けて特定人の所在又は行動についての情報であって、当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞き込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務を言う」
と定義される。
又、興信所も探偵と同様で、探偵業法施行前の過去の区別での諸説(一説)では、個人相手の調査を主体に行うのが探偵、会社や企業の調査を行うのが興信所と位置付けられていたとの説もあるが、特には明確な区別があった訳ではない。
探偵業法施行後の現在では、この法に則る届け出も屋号(社名や呼び名)は自由に決められる為、「○○探偵」や「○○興信所」などと代表者(届出者)の一存で決定され、どちらを名乗っても同じ職種(同じ業務内容)であると言って過言では無い。
{同}→興信所

■〔探偵業法〕(たんていぎょうほう)
日本では2007年6月に施行された。
正式名称は『探偵業の業務の適正化に関する法律』と言う。
それまでは「探偵」や「興信所」という職種は何の届出も許可も資格も必要無く、個人が勝手に「○○○探偵です・・」と名乗れば探偵だったと言える。
探偵業法施行後は管轄の公安委員会にキチンと届出を行って審査を受け、初めて探偵の業務を行って良いと定められた法律。
この法律の制定により “自称・探偵” の時代は終わりを告げた事になる。
探偵業務を行って良いと認められた探偵社(探偵事務所、興信所)は、それぞれの公安委員会より『○○県公安委員会第○○○○○○○○号』といった届出の番号が頒布されるので、このような番号が無ければ「モグリ営業」、「違法で認められていない」探偵や興信所という事になる。
このような事からも、一般の方が探偵や興信所まがいの行為を行う事は処罰の対象となる場合があるので注意が必要である。

■〔探偵業務委任契約書〕(たんていぎょうむいにんけいやくしょ)
探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に依頼者へ交付する事が義務付けられた書面。
正式に業務契約の締結となる時には探偵業者は依頼者へ必ず発行しなければならない事が法により規定されている。
探偵業者と契約をしたがこのような書面を発行されていないといった場合は、それは「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「違法な探偵」である事が疑われる。
探偵に(興信所も同様)何らかの業務を依頼した場合は必ずこのような書面を発行してもらう事が重要であり、発行しないという業者は敬遠した方が良い。
この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『重要事項説明書』と『誓約書』の合計3種類ある。

■〔探偵と興信所の違い〕(たんていとこうしんじょのちがい)
現在では特に区別は無い。
探偵業法に則る届け出も屋号(社名や呼び名)は自由に決められる為、「○○探偵」や「○○興信所」などと、代表者(届出者)の一存で決定される。
探偵業法施行前の過去の区別での諸説(一説)では、個人相手の調査を主体に行うのが探偵、会社や企業の調査を行うのが興信所と位置付けられていたとの説もあるが、昔から明確な区別は無かったに等しい。

■〔ちょんぼ〕
①万引きの事。
➁何かを盗むこと全般に使うが、大金や大掛かりな盗みではなく比較的小さな金額や小さな物品、小さな規模の盗みに使う言葉。
③ごまかしたり手抜きした事で失敗したような場合の総称。

■〔ちりめん〕
年輩、年増の女性を指す隠語。
「ターゲットは左側に座ったちりめんです」などと使う。

■〔追跡用発信機〕(ついせきようはっしんき)
尾行するターゲットの車に取り付ける電波の発信機。
現在では非常に小型でバッテリーの持続時間も長持ちする高品質の物がある。
この発信機は常に電波を発信しているタイプや特定の信号、ビーコンを発信する物等、種類はさまざまである。
この発信される電波を追いかけて行く事によってターゲットの車両がどこに行ったのか?、どこに着いたのか?、を把握して尾行を行うという調査手法(尾行方法)がある。
追跡する側の車両には、この電波を受信する受信機や指向性のアンテナ等が欠かせない事になる。
GPSを利用したGPS追跡装置もあるが、この発信機とはまた別物であり、GPS追跡装置はGPS携帯等と同様に人工衛星からの電波により位置把握するシステムである。

■〔通逮〕(つうたい)
通常逮捕の略。
検察、警察等が行える一般的な逮捕の方法。
基本的には裁判所から発行の逮捕状を基に逮捕する行為。

■〔突っ込み〕(つっこみ)
強姦、強姦魔の事。

■〔美人局〕(つつもたせ)
ある男性(夫または夫役)と、ある女性(妻または妻役)が共謀して行うが、その妻の女性が特定の男性を誘惑したりして肉体関係を持ち(肉体関係を持とうとしたりして)、その直後に夫の男性が現れて「俺の妻に手を出したな!慰謝料を払え!」などと恐喝するようなパターンが一般的な、脅し、恐喝の事。
妻の女性との性行為が終わった直後に夫が姿を現して、その場ですぐに恫喝して脅すようなパターンは昔ながらの美人局の典型例だが、昨今増えているのは不倫の関係として数日や数週間といった日数を経過させてから金銭を要求して来る、時間差的な美人局の被害が増えている。
これは、
→まずSNSや出会い系サイトなどで男性と女性が知り合い、この男女はお互いに既婚者である事を同意の上で不倫の関係となる。
→この時すでにこの男性はターゲットとなり、女性は不倫を楽しんでいる芝居を続けて、お互いに二人だけの秘め事として数日や数週間やときには数カ月に渡って肉体関係を続ける。
→頃合いをみて女性は、この不倫相手のターゲット男性に対して「私たちのこの不倫が旦那にバレた!旦那はあなたに慰謝料を払えと怒鳴っている!旦那の知人にはヤクザが居る!慰謝料を払わないとあなたの家族にバラすと言っている!あなたの会社に乗り込むと言っている!」などというお決まりの脅し文句を突然通告して来る。
→二人だけの秘め事として不倫関係を楽しんでいると思っていたターゲットの男性はやむなく慰謝料という名の金銭を支払ってしまう、
といった構図である。
この際の脅す側の男女は本当の夫婦である場合もあったり、知人の男女が夫婦である芝居を打っている場合もある。
SNSや出会い系サイトなどのネットで知り合って不倫の関係になると、その相手の素性はその相手が話した言葉からしか得られないので、相手の女性も不倫を楽しんでいる芝居をされるとなかなか本性を見抜く事は困難と言える。
よって、女性が初めから美人局で脅してやろうという企みの元に接触して来ても、途中でその企みに気付く事は皆無と言える。
昨今ではこのような卑劣な時間差的美人局、遠まわし的な美人局も増えている。

■〔出会い系サイト〕(であいけいさいと)
「インターネット異性紹介事業」と言われ、その名の通り、異性と出会いたいと希望する者が登録をする事でメッセージ(メール)や会話のやりとりが行え、更に進むと(両者の思惑が一致すれば)実際に会って接触する事ができるインターネットサイト。
事実上、売春買行為や援助交際ばかりを助長している低俗なサイトから、真面目な交際や真剣な結婚を前提とした場を提供している健全なサイトまでさまざま存在している。
自身のパートナーの様子が怪しかったので携帯(スマートフォン)をこっそり覗いてみたら、内緒でそのような出会い系サイトに登録して浮気(不貞行為、売買春行為)をしていた、といったケースは多々ある。
近年では『出会い系サイト』とは呼ばずに『マッチングアプリ』や『マッチングサイト』と、呼び方を格好の良い言葉に変化させ、真面目で健全なサイトという印象に受け取れるサイトも増えてきているが、この『マッチング○○○』と名前を変えても前出のように売買春や援助交際の場ばかり提供している低俗なサイトも多数存在している。
{同}→マッチングアプリ、マッチングサイト

■〔TRX〕(ティーアールエックス)
トランシーバーの英略として『TRX』と呼ぶ場合がある。
調査員同士が装備する無線機等をまとめてこう呼ぶ場合もある。
英語表記にすると「Transceiver」だが、この「Transceiver」も「Transmitter(トランスミッター)」と「Receiver(レシーバー)」を合わせて作られた造語。
トランシーバーの正式な英名は「Walkie-Talkie(ウォーキートーキー)」。
{同}→トランシーバー

■〔DTMF解読機〕(でぃーてぃーえむえふかいどくき)
プッシュホンの電話機で「ピッポッパッ」と鳴る音をDTMF音(DTMF信号)と言う。
この「ピッポッパッ」の音を解読してプッシュされた数字を表す機器。 
「対象の相手がどこに電話を掛けているのか知りたい・・」といった場合、実際に押される数字ボタンを見るような事なく、この「ピッポッパッ」のプッシュ音さえ録音できればDTMF音解読機からプッシュした電話番号を判明させる事が可能となる。

■〔デジタル盗聴〕(でじたるとうちょう)
携帯電話を改造して“盗聴携帯”として盗聴を行う手法。
現在の携帯電話が使用する電波形式がデジタル電波の為「デジタル盗聴」と呼ばれるようになった。
圏外でなければ世界中どこからでも盗み聞きできる為、遠距離盗聴の別名もあるが基本的にはデジタル盗聴と呼ぶ場合が多い。
{同}→遠距離盗聴

■〔detective〕(デテクティブ、ディテクティブ)
(和訳)探偵。

■〔出歯亀〕(でばがめ)
盗撮犯やのぞきの常習者を指す隠語。
語源は明治41年に遡り、大蔵官吏の元妻、下谷電話交換局長の新妻であった女性が殺害されたという、当時は大きな事件から始まる。
この被害者女性「ゑん子」が銭湯帰りに殺害されるが、犯人として逮捕された男は『出歯の亀吉』という植木職人であった。
この亀吉は以前から銭湯の女湯を覗いていたという証言もあり、この事から『のぞき、好色』=『出歯亀』という俗称が広まったとされている。
現在では盗撮等の犯人全般を『出歯亀』と呼ぶ事が多い。

■〔電界強度計〕(でんかいきょうどけい)
ロケーションアナライザとも言う。
単純に言えば、電波の強さがどれくらいのものか測定する機器。
盗聴器の発見調査や盗撮カメラの発見調査には欠かせない機材の一つでもある。
現在の盗聴器や盗撮カメラは無線式で電波を発する物が大半の為、このような電波の有無、電波の強さを測定するには重宝する機材。
{同}→ロケーションアナライザ

■{点検・警戒点検}(てんけん・けいかいてんけん)
調査されている、尾行されているターゲットが、「尾行されていないか?」と警戒してわざと遠回りして進行したり、同じ道路を何度も迂回したり、同じ区画を何度も周回したりして警戒しながら(特に、尾行を気にして後方を警戒しながら)走行している状態のこと。
「尾行しているターゲットは、わざとひと気の無い区画を何度も周回しているので『点検』していると思われます。なので調査員はあまり接近しないで下さい。」
と使ったり、
「尾行しているターゲットは、尾行を怪しんでしきりに後方を気にしているので『警戒点検』していると思われます。なので調査員は尾行を一旦中断して下さい。」
などと使う。

■〔電柱〕(でんちゅう)
①路上等で立って張り込みする事。
{同}→立ち張り、立ちんぼ
②広い意味では、見張り役として立っている人物の事。

■〔テンプラ〕
車やバイク等の偽装、偽造ナンバープレートを指す隠語。
ナンバープレートの偽装や偽造を細かく分けると、他人の車などからナンバープレートを摂取してきて付け替えてしまうのは『偽装』。
元々の自車のナンバープレートの数字などを書き換えたりシール的な物を貼ってしまったり(1を4に書き換えたり3を8に書き足したり)して加工してしまうのは『偽造』。

■〔テンペスト〕
パソコンから発せられる電磁波を受信して復元(解読)し、ディスプレイに表示された内容や入力したキーの情報を盗み見るという、ある意味盗聴や盗撮の一種とも言える手法。
このテンペストは非現実的な方法であると言われていたが、過去に海外の諜報機関から現実的な手法であり、実際に行えるとして実践した映像が一般公開もされている。
ただし電磁波を受信する為に大掛かりな装置を設置しなければならない問題や、あくまでもディスプレイに表示された画面内容しか把握できない等の利点の低さから、多く活用される事は無かったようである。
一般的にテンペストの装置自体を手に入れる事は不可能である。

■〔電話盗聴〕(でんわとうちょう)
基本的には家の固定電話を盗聴する事を指す。
家屋内の電話機の配線に盗聴器を接続(中継)して会話内容を盗聴するといった手法。
しかしこの盗聴方法を行うには、必ず一度はその目的の家屋内に入らなければならない必要があり、その電話配線に電話盗聴器自体を接続させなければならない手間もある事から実際に行われる割合(被害に遭う件数)は少ない。
家屋内に入らなくとも、家屋建物の外壁部に電話盗聴器を仕掛けられるといった事例も稀にあるが、これは外壁の電話線保安器という部分に盗聴器を仕込まれる為、仕掛ける犯人は家屋の中に侵入しなくとも通話内容が摂取できるというもの。
しかしどちらにしても、現在は携帯電話の普及により家の固定電話で会話する機会が激減している為、このような固定電話の会話内容を盗聴するといった目論見自体が減ってきている。
コードレス電話機で子機を使用して通話している場合、その会話内容を盗み聞きされるといったケースもあるが、これはここで言う固定電話の盗聴とはまた別物で、さらに厳密には盗聴とは言わない。
親機と子機の間をやりとりしている電波を受信されて通話内容を無断で聞かれているとは言え、これはこの親機、子機から発せられている電波を受信しただけに過ぎず、悪意が無くとも偶然に受信される可能性もあり、会話内容が盗み聞きされる事には変わりないとは言えこれは厳密には「盗聴された」ではなく「傍受された」という部類である。

■〔盗撮・盗撮カメラ・盗撮調査〕(とうさつ・とうさつかめら・とうさつちょうさ)
(英-voyeur)
文字通り盗み見る事、隠れてコッソリ撮影する事を指すが、原則としては『盗み見てはいけない場面』、『盗み見てはいけない場所』にてそのような行為をした場合に“盗撮”という呼び方をする。
法的禁止事項も定められており、「正当な理由が無く他人の住居や浴室、更衣室、便所等といった、通常人が衣服を着用しないで行動する場所を覗き見た場合は窃視罪(せっしざい)が適用される」と、法律で定められている。
もちろん実質的に人間が覗き見た場合だけでなくカメラ等の撮影機材にて写真撮影したり、ビデオ撮影を行った場合も含まれ、充分立派な刑事上の処罰の対象となる。
盗撮カメラ等をこのような浴場やトイレに仕掛けた場合は、例外無く全て違法行為になっている。
国の法律で禁止されているだけではなく、都道府県による条例でもその盗撮内容により禁止しているところも多い。
福島県の条例を一例として挙げてみると、盗撮カメラを仕掛ける行為自体を禁止した内容とは少々異なるが、以下のような禁止事項を福島県迷惑行為等防止条例として定めている。
「着衣等で覆われている他人の下着又は身体を覗き見し、又は撮影する事」を禁止する。
「何人も公共の場所又は公共の乗物における他人に対し、みだりに写真機等を使用して着衣で覆われている他人の身体を透視する方法により、裸体の映像を見、又は裸体を撮影してはならない」といった条例禁止事項を定めている。
ちなみに「盗撮カメラ」という名のカメラは基本的に存在しない。
超小型のカメラや暗闇でも撮影可能な小型特殊カメラ等を盗撮目的で使用して初めて“盗撮カメラ”と呼称する。
又このようなコッソリ仕掛けられた超小型カメラ等を発見する調査を“盗撮調査”と呼ぶ。

■〔盗聴・盗聴器・盗聴調査〕(とうちょう・とうちょうき・とうちょうちょうさ)
(英-Bug、wiretap)
文字通り、盗み聞きする行為全般を“盗聴”と言う。
この盗み聞きに使用される物が“盗聴器”となるが、漫然と“盗聴器”と呼ぶと「いけない物、悪い物」という印象があるが正式には単に音声などを電波に乗せて発する発信機である。
このような音声の発信機を盗み聞きの目的で使用して初めて “盗聴器” と呼ぶのが正当な呼称の仕方である。
実際の探偵調査に使用する場合では、浮気調査や行動の監視等に使用する場合が多い。
音声発信機をターゲットの部屋や車にコッソリ設置して、その会話や音声から浮気の事実や情報を得る。
“盗聴器”を、何らかを監視する目的で使用したり防犯目的で音声を聞くといった目的で使用される場合もあり、そのような使い方であれば「良い使い方」であるが、近年蔓延している「悪い使い方」は知らずに家屋内に盗聴器が仕掛けられている、といった被害である。
防犯目的等では無く、単に他人のプイバシーを聞いてやろうという思惑で仕掛けられているものが非常に迷惑であり厄介な状態となっている。
現在、このようなプライバシー摂取の目的で仕掛けられた盗聴器でも取り締まる法律は日本には無い為、警察でも捜査はできない。
このような事から、自身が盗聴の被害に遭っているのではないかと懸念、心配しても個人が発見や撤去を行わなければならず、必然的に発見の専門業者や探偵が調査する事になるのが現状である。
このような盗聴器を発見する調査を“盗聴調査”と呼ぶ。
現在ではこのような盗聴器はネット販売等でも誰でも簡単に購入する事ができ、流通量(販売台数)は年間30万個以上にのぼる。
ちなみに、この“盗聴器”から発せられる電波を受け取って聞くには(盗聴という行為を成立させるには)『受信機』が必要になる。

■〔遠張り〕(とおばり)
調査の対象から遠く離れて張り込みや監視する事。
「ターゲットは警戒心が強いので遠張りして下さい」などと使う。

■〔トランシーバー〕
→〔TRX〕を参照。

■〔鳥かご〕(とりかご)
留置所を指す隠語。
{同}→暗箱、ぶたばこ

■〔飛ぶ〕(とぶ)
逃げる事。 逃亡した者を指す全般に使う。
主には、容疑者等や悪い事を行った側の人物が逃げた場合に使う事が多い。
『飛ぶ』と呼ぶが、そのような逃亡した人物が飛行機で逃亡した場合のみに対して使う訳でなく、徒歩や車両等で逃亡した形跡であっても全般に『飛ぶ』と呼ぶ。

■〔とんび〕
路上での引ったくり等を指す隠語。
とんびが飛んで来て一瞬にして獲物を掴んで行く様に例えられる。
背後から自転車やバイクで近付き、一瞬にしてバッグや荷物等をさらって行く引ったくり等を『とんび』と言う。




 【 な 行 】

■〔ナイトショット〕
SONY製のビデオカメラに搭載されている機能の一つで(機種によりこの機能の搭載有無は異なる)、夜間や暗闇でも撮影可能な機能の事。
赤外線を照射する事により完全な暗闇でも画像として再現できるもので、赤外線が当てられた対象物はその赤外線を反射し、その反射光をナイトショットカメラが捉えて映像化するという仕組み。
どこまでのズーム(倍率)でどこまで明るく撮影できるかは、そのビデオカメラの性能より照射される赤外線の強さに左右されると言ってもよい。
赤外線にて撮影する為、画像は白黒や緑がかった映像になる。
赤外線自体は人間の目には見えない光源(波長)である為、撮影するターゲット(被写体)に照射しても光が気付かれる可能性は皆無に等しい。
この事から、夜間や暗闇でその対象者(被写体)に気付かれずに隠密に撮影するのに適している。
SHARP製のビデオカメラの一部にも同様の「ナイトレーダー」といった機能がある。
厳密には「暗視カメラ」とは別物とされる。
{類}→ナイトビジョン

■〔ナイトビジョン〕
一般的に「暗視カメラ」と呼ばれる物がこれに当たる。
元は軍事用に開発、運用されてきた技術、機器だが、現在では一般でも手に入れる事が可能。
暗闇に存在する光を増幅させて明るく見せるというシステムが基本だが、更に赤外線の照射も有効でビデオカメラの「ナイトショット」機能より明るく撮影できる。
暗視装置のシステムの大半はアクティブ方式やパッシブ方式と言われるものが一般的だが、現在ではパッシブ方式の装置が主流で出回っている。
このパッシブ方式では第1世代、第2世代、第3世代~と順位付けされ、技術や品質も向上を続けている。
単純計算では、第1世代の技術での光の増幅率は1,000倍程度、第2世代での光増幅率は20,000倍、第3世代での光増幅率は30,000倍以上に品質が向上されている。
このような暗視カメラを実際の探偵調査にて使用する場合もあるものの、機器自体が高額であったり、操作するにもある程度の知識が必要であったり、目視のみで使用するには良いがその映像を録画する媒体に諸問題があったりなどの事から、どこの探偵社でも所持しているという機材まででは無い。
操作に関しても、暗闇に存在する光を数万倍にまで増幅する為に一瞬でも強い光が入ってくると撮影困難になったり、機器自体にそのような際の安全装置がしっかり装備されていないと機器自体の回路が一発で破壊されてしまう、といった慎重な操作が求められる。
現在一般に出回っている機器の多くは突発的な強い光に対しての安全装置が取り付けられている物がほとんどであるが、ひと昔前は暗視カメラを覗いていて車のヘッドライトの強い光に一瞬照らされた際に、使用していた(機器を接眼して見ていた)人物の目が損傷を受けた、といった事故も実際にあった。
(ちなみに第3世代のナイトビジョンは原則として軍事機器であり、規制により一般人が輸入や輸出する事を禁じられているため一般に販売される事は無い。この事からも一般に販売されている『第3世代ナイトビジョン』と銘打った商品は、あくまでも『第3世代並みの』や『第3世代風の』商品である。)
{類}→ナイトショット

■〔流し〕(ながし)
今現在の場所には関係無い人物。 よそ者。 その時だけ他から来た人物。
広い意味では、ある特定の人物とは交友関係等が無く、関連のある人物では無いという意。
更に広くは住所不定の人物。
「流しによる犯行」=「知人、友人や顔見知りの人物では無く、全く無関係の赤の他人による犯行」という意味。
「浮気相手は流しです」=「浮気相手は知人、友人、同僚等の交友関係に関連のある人物では無い」という意味。

■〔ナンバー調査〕(なんばーちょうさ)
車やバイクのナンバープレートから登録者をデータ的に抽出する調査。
原則として車検証に登録されている情報と同一のデータが得られる。
数年前までは一般の人間でも陸運局へ出向いて申請すれば取り出せる情報だったが、現在では特殊なデータ調査の一つとなり、一般の人間では簡単には取得できない個人情報となった。

■〔2対〕(にたい)
調査する対象者が2人いる事。

■〔人着〕(にんちゃく)
人相と着衣の事。
「出てきたターゲットの人着を教えて下さい」→「170センチ前後、痩せ形です。黒髪、短髪、メガネ無し、茶色のコート、黒いズボン、黒い革靴です。」などと調査員の間で通信する場合が多く、このような人着の連絡は身長、体重(体形)は大元の大前提として、そのほかの人着は上から順に報告するのが基本。

■〔にんべん〕
偽りのもの。 偽造品を指す言葉。
「偽」の字の部首がにんべんである事からこう呼ばれる。
基本的には偽りの物品に対して使う言葉であり、偽りの情報に対しては「ガセネタ」などと呼ぶ事が多い。




 【 は 行 】

■〔バイアグラ〕
広く知られる、勃起不全(ED)の改善、治療薬。
妻に内緒で夫がこのような薬を隠し持っていて、それを妻が発見したことを発端として浮気調査を始めるケースは多々ある。
正規品の『バイアグラ』はファイザー製薬が先発薬として販売したが、現在ではファイザー製薬の特許の期限が切れた為さまざまな製薬会社から似たような名前で勃起不全(ED)薬が販売、流通されている。
『バイアグラ』以外で日本で初めて認可された(販売が許された)勃起不全(ED)薬は、他に『レビトラ』と『シアリス』の計三種類のみだったが現在はどれもジェネリックとして他のさまざまな名前で勃起不全(ED)薬が販売、流通されている。
このような勃起不全(ED)薬は、現在は実際に病院へ行って処方してもらわなくとも海外からネットで注文できるので(このような薬を海外からネットで入手しても自己責任で自己が使用する目的であれば違法ではありません)気軽に購入が可能である事から、浮気目的で使用する為に妻に内緒で手に入れるのは容易である。
ネット等で広く販売されている薬品名は上記の三種類以外に「カマグラ」、「タダラフィル」、「アバナフィル」、「ステンドラ」などがある。

■〔バグ〕
(英-Bug)
盗聴器の俗称。
特に海外では盗聴器の事をBugと呼んでおり、Bugは直訳すると「小さな虫」の意味だが、この事から知らずに家に侵入する小さな厄介物という意味で名付けられた。

■〔パケ〕
覚醒剤、又は覚醒剤を小分けにして入れる為の小さな袋や小さな容器を指す隠語。

■〔ハコ〕
交番、駐在所を指す隠語。

■〔張り込み〕(はりこみ)
説明が不要なほど知られた言葉だが、国語辞典では=「ある場所に待機して見張る事。」などと表記される。
探偵用語としては、ある場所にて監視する事やその対象が動き始めるまで見張っている業務の全てに対して『張り込み』と呼ぶ場合が多いが、あくまでもそれは監視している対象(人物)に気付かれないように行う事を大前提として『張り込み』と呼ぶ。
調査員が徒歩などの身体のみで監視する事も、車両等を使用してその車内から監視する事もまとめて『張り込み』と使う場合が多いが、特には徒歩などの身体のみで監視する際は区別して「立ち張り」と呼ぶ場合もある。
{同}→立ち張り

■〔半落ち〕(はんおち)
容疑者がその事柄について一部だけ自供、自白する事。
全ては自供していない状態の事。
{類}→歌う、落ちる、完落ち、ゲロ

■〔バンかけ〕
職務質問を掛ける事。
{同}→職質

■〔被疑者〕(ひぎしゃ)
容疑者と同意。
文字通りその疑いがある人物の事。
基本的には警察関係にて被疑者と呼び、それ以外の一般では容疑者と呼ぶ。
{同}→マルヒ、容疑者

■〔尾行〕(びこう)
説明が不要なほど知られた言葉だが、国語辞典では=「相手の行動を探ったり監視したりする為に気付かれないようにあとをつけていく事。」と表記される。
その解説通り、あくまでも対象人物に気付かれないように追跡する事を『尾行』と言い、人物を警護するような目的(業務)で警護する人物の後方を監視しながらついて行く場合は尾行とは呼ばない。

■〔被告・被告人〕 (ひこく・ひこくにん)
基本的に、民事訴訟において訴えられた側の人間を『被告』と呼び、刑事事件において起訴された人間を『被告人』と呼ぶ。
このことから厳密には『被告』と『被告人』には違いがあり、「妻である私は、浮気をした夫を訴えた」=このような場合は民事事件のため妻が原告、夫は被告となる。

■〔微釈〕(びしゃく)
警察等に一度は逮捕、拘束されたが軽い罪だった為にすぐ釈放される事。

■〔日付入れ・日時入れ〕(ひづけいれ・にちじいれ)
浮気調査などの際、その証拠となるシーンを撮影する時に案件内容によっては「これは間違いなく○月○日以降に撮影された写真である」という事実を示さなければならないような案件もある。
このような場合、その対象物(対象者など)を撮影する時に撮影当日の新聞も一緒に写り込むように撮影したり、手元の携帯やスマートフォンなどで当日に発表されたニュースのWEB画面なども一緒に写り込むように撮影する場合もある。
このようなケースの場合、「そこで対象者を撮影する時は日付入れも忘れずに行って下さい」などと指示して連絡を取り合う事があり、この作業を『日付入れ』と呼ぶ。
浮気調査において、その調査されている対象者が浮気の証拠を突き付けられた際に突飛な言い訳として「確かにこの写真に写っているのは私だが、これは○年前の出来事だ。だから時効によって慰謝料には応じられない。」などという虚偽の言い訳を覆すための対策として行うことが多々ある。

■〔秘密の重要度〕(ひみつのじゅうようど)
丸秘など、秘密の情報の重要度ランクの一例↓
「秘密」→「丸秘」→「極秘」→「角秘」の順に秘密の重要度がランクされる。

■〔ピル・アフターピル〕
『ピル』、『アフターピル』は薬の総称だが、夫に内緒で妻がこのような薬を隠し持っていて、それを夫が発見したことを発端として浮気調査を始めるケースは多々ある。
『ピル』は経口避妊薬と言い、文字通り避妊の為に普段から服用を続ける薬ではあるが、基礎は女性ホルモン剤なので避妊以外の目的で普段から服用している女性も多い。
避妊以外で服用するケースでは生理の周期に関する治療や月経に関する体のトラブル、子宮内膜症の治療などでも服用される事がある。
この事から、女性(妻)がこのような薬を服用していたからといってすぐさま浮気を疑うのは早計ではあるが、夫に頑なに隠して内緒で服用していたような場合で実際に浮気調査を行ってみると、結果そのような浮気目的で服用していたというケースも実際にある。
『アフターピル』は緊急避妊薬と言い、前もって妊娠しないように対処する『ピル』と違って性交渉後に妊娠の危険性があるなどを認識してから服用する薬である。
一般的には性交渉後の数十時間以内に服用することで妊娠を回避できるものが多くあり、この事から女性(妻)がこのような薬を内緒で服用していた(服用した形跡があった)といった場合は浮気の可能性は高いと言える。
『ピル』にしろ『アフターピル』にしろ、現在は実際に病院へ行って処方してもらわなくとも海外からネットで注文できるので(このような薬を海外からネットで入手しても自己責任で自己が使用する目的であれば違法ではありません)気軽に購入が可能で、浮気目的で使用する為に夫に内緒で手に入れるのは容易である。
ネット等で広く販売されている薬品名は「アイピル」、「トライディオール」、「エラワン」、「ノルレボ」、「ポスティノール」、「レボノル」、「トリキュラー」、「マーベロン」、「ヤスミン」、「ダイアン」などがある。

■〔ぶたばこ〕
留置所を指す隠語。
広くは少年院や刑務所も含めて呼ぶ場合も多い。
{同}→暗箱、鳥かご

■〔ブラックボックス〕
盗聴器を指す隠語。
盗聴器の多くが黒い箱状になっている事からこう呼ばれるが、近年では盗聴器をブラックボックスと呼ぶ人はあまりいない。

■〔別荘〕(べっそう)
刑務所を指す隠語。

■〔方確〕(ほうかく)
方向確認の略。
主には、複数での張り込み中にターゲットが出発した際の進行道路や進行方向の呼び名を、事前に調査員同士で統一して決めておく事。
現在ある地点に居るターゲットが出発してそれを調査員が追う場合、道路へ出る為の出口(通路)が複数箇所あるような状況では、この「方確」を事前に打ち合わせしておかないと
「今ターゲットがそっちへ出ました」→「そっちとは? こっちから見てどっち?」→「え~と、そっちから見て右の方です」→「右のどっち側の道路へ出たの??」というような、的確な意志の疎通が瞬時にできなくなる恐れがある。
この為、「方確」として事前に「あの道路へ出たらA、この道路へ出たらB」というふうに各道路は「A」、「B」、「C」などと調査員同士で統一した呼び名を事前に決めておく事。

■〔ホシ〕
確実に犯人であると認められる人物。
(本当のホシなので「ホンボシ」と言う場合もある。)




 【 ま 行 】

■〔まえ〕
前科の意。
広い意味では前歴も含めて「まえ」と言う場合もある。
{同}→前科、前歴

■〔撒く・撒かれる〕(まく・まかれる)
尾行等の際、追われているターゲットが尾行されている事に気付き、故意にこの尾行から逃げようとする行為。
「尾行を撒く」、「尾行を撒かれた」は、あくまでも追われている側が故意に尾行から逃れようとした行為に対して使う言葉。
追われている側は故意に逃げたのではなく、単純に追っている側の見失いの場合は「撒かれた」とは言わず、「失尾」と言う。
{類}→失尾、尺を取る

■〔マッチングアプリ・マッチングサイト〕
→〔出会い系サイト〕を参照。

■〔マメ〕
強姦を意味する隠語。 強姦魔。
主には強姦を行った人物を指す。

■〔丸害〕(マルガイ)
被害者の事。
{同}→害者

■〔丸対〕(マルタイ)
調査する対象人物の事。
警護や護衛の業務でのマルタイはボディガードすべき人物の事。
{同}→ターゲット

■〔マルチバンドレシーバー〕
→〔受信機〕を参照。

■〔丸被〕(マルヒ)
被疑者、容疑者の事。
被疑者という呼び方は原則として警察関係での呼び方。
一般では容疑者と呼ぶ。
{同}→被疑者、容疑者

■〔丸暴〕(マルボウ)
暴力団、暴力団関係者。
逆に警察側で暴力団を取り締まる部署(暴力団対策課等)をマルボウと呼ぶ場合もある。
又、地域によっては暴走族をマルボウと呼んでいる場合もあるが、大半は暴走族の事はマルソウ(丸走)と呼んでいる場合が多い。

■〔面〕(めん)
顔の事。

■〔面がある〕(めんがある)
面識がある。 知っている人物。

■〔面が割れる〕(めんがわれる)
犯人等の顔が判明する。 不明だった対象者の顔が判明する。

■〔面取り〕(めんとり)
主には調査する対象者の顔の写真や映像を撮る事。
又は対象者の顔を見る、顔を覚える事。

■〔モンモン〕
刺青(いれずみ)を指す隠語。
{同}→スミ




 【 や 行 】

■〔八木アンテナ〕(やぎあんてな)
指向性のアンテナをひとくくりとして「八木アンテナ」と呼ぶ事が多い。
指向性の八木アンテナは、単に発射されている(飛び交っている)電波の有無だけを確認できるだけでなく、ある一定方向からしか電波を受信しない性質から電波が発射されている方向、方角も確認する事ができる。
探偵業務として使用する場合、盗聴器の発見調査には欠かせない機材のひとつである。
盗聴電波が発せられている事を確認した場合、その電波がどこから発せられているのか?(盗聴器自体がどこにあるのか?)という、電波が発射されている方角を探る為に良く使用される。
追跡尾行の業務にて使用する場合は、ターゲットの車両に取り付けられた追跡用発信機から発せられている電波を受信し、その車両がどちらの方角へ進んだのかを把握するのにも適している。

■〔ヤサ〕
広くは家や住居の事を言うが、特には犯人や容疑者の家や住居を指して言う。

■〔ヤサ尾け〕(やさづけ)
尾行をして家や住居を突き止める事。
「浮気相手のヤサ尾け」=「浮気相手を尾行して家や住居を調べる」という意味。

■〔やま師〕(やまし)
詐欺師を指す隠語。 近年ではあまり使う人はいない。

■〔容疑者〕(ようぎしゃ)
文字通り、その疑いがある人物。 被疑者と同意。
基本的に警察関係にて被疑者と呼び、それ以外の一般では容疑者と呼ぶ。
{同}→被疑者、マルヒ




 【 ら 行 】

■〔ライトチェンジ〕
夜間に車両で尾行している際、前を走る対象者(対象車両)に気付かれないよう、タイミングを見計らってライトの点き方を変化させる事。
ヘッドライトをフォグランプのみにしたり、ヘッドライトのみにしたり、またヘッドライトとフォグランプを両方点灯したりと、ライトの点き方を変化させて対象者に「ずっと同じ車が後ろを着いてきてはいない、後ろを走っている車はさっきと違う車両だ」と思わせる効果。
あまり頻繁に行うのは逆効果。
「対象の車両のスグ後ろに着いてしまったので5分後に一度ライトチェンジして下さい」などと使う。

■〔臨場〕(りんじょう)
現場へ出動する事。 広い意味では現場に到着する事。
{類}→現着

■〔レーザー盗聴〕(れーざーとうちょう)
盗聴したいターゲットの部屋の窓ガラスにレーザー光線を照射し、その跳ね返って来た光線を受け取ると室内の音声が聞けるという盗聴手法。
室内で発せられている会話や音声の影響で窓のガラスがミクロ単位でも振動すると、この微妙な振動はレーザー光線に影響を与えて音声に変換して聞ける、という特殊な装置。
だがこの盗聴方法は課題や難題も多く、実際にはまず行われていない。
このレーザー盗聴の機材は非常に大掛かりであり費用も高額。
更には、装置から照射するレーザー光線は基本的に可視光線である為、レーザー盗聴を行っている事が発覚しやすいといった危険性もあり実用的ではない。
海外の諜報機関でもほとんど実用されておらず、かつて日本のテレビ番組で実験としてこのレーザー盗聴を行った深夜番組もあったが、雑音が多く「聞き取れる」といったまでの成果もなく、この際の機材もかなり大掛かりに設置しなければならないものだった。

■〔レシーバー〕
→〔受信機〕を参照。

■〔ロケーション〕
電波の受信状態の意。
特には調査員同士が無線機等でやり取りしている時の電波の感度。
「調査員Aからのロケーションが悪いのでその場所からちょっとズレて送信してみて下さい」などと使う。

■〔ロケーションアナライザ〕
→〔電界強度計〕を参照。




 【 わ 行 】

■〔割り切り〕
→〔援・援助・援交・援助交際〕を参照。