~コラム~ 受信機とは?


 盗聴・盗撮関連、豆知識

 ~ コラム ~
 受信機とは?

盗聴器から発せられる盗聴電波を受信し、音声として聞き取る為には『受信機』が必要です。

この『受信機』とはどのようなものか?


*盗聴・盗撮関連
 豆知識

 ~ コラム ~
 受信機とは?

盗聴器から発せられる盗聴電波を受信し、音声として聞き取る為には『受信機』が必要です。

この『受信機』とはどのようなものか?

What is a receiver? ▽


 【受信機とは?】

盗聴器は会話や音声を電波に乗せて発信する「発信機」の役目をします。
この発信された電波を受け取る側の機器が「受信機」となります。

つまり『盗聴』という行為は、この「発信機」と「受信機」が対になって初めて成り立つという訳です。

受信機によって盗聴電波の存在が、そして結果的に盗聴器の有無が判りますので盗聴器の発見調査を行う際には必ずと言って良いほど活用される機器ですが、しかし盗聴器を発見する事にのみ特化した受信機という物は実は極少数しかありません。
(盗聴電波のみ受信する機器は少数です。)

特には盗聴電波のみに拘らず、一般的な様々な電波を受信できる広帯域の受信機を盗聴器の発見調査に活用していると言った方が正確でしょう。

このような広帯域受信機で盗聴電波も受け取る事ができ、この受け取った盗聴電波を音声として聞けば何処で集音されて発信されている電波なのかが判り、延いては盗聴器が仕掛けられている場所を突き止める事ができるという訳です。

従って、盗聴を行おうとする犯人側は盗聴器を購入して仕掛けただけでは意味を成さず、この受信機も購入して自ら持参していないと盗み聞きはできない事になります。

この様々な電波を受信してくれる広帯域受信機という物は普段飛び交っている電波を拾って音声に変えてくれる機器なので、代表的なものを言えばラジオ放送もこの一つで、アマチュア無線、航空無線、鉄道無線、消防や救急無線はもちろん、警察官の取り締まり時に使用している無線なども聞く事ができます。
(警察無線が聞こえるという意味ではありません。)

大きな利点としては、地域の防災無線等も聞けますので(無線放送されている時なら)災害や防災に関して有用な情報を得る事もできます。

地域にもよりますが、地方(比較的田舎の方)であれば消防無線も聞き取る事ができ、火災が発生した際などはどの地区で火災が発生しているのかを把握できるので「混雑防止や消火活動の妨げにならないようその地区は通過しないようにしよう」といった対応を取る事もできます。
(比較的都会の方の消防無線は徐々にデジタル電波に変わってきていますので、一般の受信機では傍受できなくなってきています。)

又、受信機は電波を発する事はなく、あくまでも受信しかしない機器ですので電波に関する資格や免許のようなものは一切必要なく、誰でも自由に使用できます。

持ち運びに便利な小型のハンディ型受信機でも現在の物は非常に性能が良く、さまざまなタイプが販売されている。
このような受信機で会話や音声が聞けるが、聞いているだけであれば違法ではない。

持ち運びに便利な小型のハンディ型受信機でも現在の物は非常に性能が良く、さまざまなタイプが販売されている。
このような受信機で会話や音声が聞けるが、聞いているだけであれば違法ではない。

家などに設置して使用する据え置き型の大型の物もあれば、片手で持ち運びできるハンディー型の小型のタイプまで様々な種類がありますが、盗聴器を仕掛けた犯人がその盗聴電波を傍受する目的で使用するにはハンディー型の小型の物が多く使用されているはずです。

ここまでの基礎知識について前述したように、家屋などに盗聴器を仕掛けた犯人はそれを傍受する為に当該家屋の数十メートルから数百メートルの範囲まで足を運ばなければなりません。
(盗聴器から発信される盗聴電波が数十メートル~数百メートルの範囲までしか飛ばない為。)

もちろん受信機を持参でターゲットの家屋付近まで行かなければならないので、必然的に持ち運びできる小型の受信機を支持する事になります。

小型の受信機であれば目的地に到着して車内で操作するのも、ポケットに忍ばせて徒歩で傍受するのも便利という訳です。

これら “電波” というものは、目に見えないだけで様々な種類の電波が常に飛び交っており、現在ではこの地上で全く電波の飛び交っていない場所は皆無であろうと言われるくらいです。

このように普段飛び交っている電波ですが、警戒するべきは盗聴電波だけでなく、身近な物でも注意を要さなければならない物があります。

それは固定電話のコードレス電話機です。

コードレス電話機も親機と子機間は電波で通信しているので発信機と受信機の一種とも言え、この電波は家屋(建物)を飛び出して屋外にも飛んでしまっています。

そうなると、親機と子機間をやりとりしていて家屋(建物)の外にまで飛んでいるこの電波を、第三者でも受信機で拾う事ができればその電話での会話内容は聞く事ができるという事になります。

これは特に旧式のコードレス電話機を使用されている場合は要注意で、旧式のコードレス電話機はアナログ電波というもので通信を行っていますが、このアナログ電波は受信機に関して知識のある者であれば誰でも傍受する事が可能なのです。

つまり、一般家屋でも会社でも官公庁でも、旧式のアナログコードレスホンを使用して話している会話内容は、受信機を熟知している者にこっそり盗み聞きされている可能性は大いにある、という事です。

最近販売されている受信機はプライバシーの観点から、コードレス電話機から発信されるような電波は拾えないように製造されて販売されている物が増えていますが、それでも知識のある人物なら受信機を改造してコードレス電話機の電波も拾えるようになってしまいます。
(ちなみに、ここまでの改造は違法ではありません。)

今のところ、このアナログ電波式ではなく最新のデジタル電波式というコードレス電話機なら第三者に傍受されて聞かれる事はありません。

この事からも、固定電話の電話機がコードレスのタイプを使用されている方はその電話機が旧式のアナログ電波式コードレスなのか、新しいデジタル電波式コードレスなのかを確認されてみる事をお勧めします。

旧式のアナログコードレスホンは、簡単に第三者に通話内容が聞かれてしまう。
「盗聴防止機能」や「秘話機能付き」などと銘打った商品もあるが、電波に詳しい者であれば難なく傍聴が可能である。
最新の「デジタル電波式」といった商品なら第三者に傍聴される恐れはないので、そのような電話機がお勧め。

旧式のアナログコードレスホンは、簡単に第三者に通話内容が聞かれてしまう。
「盗聴防止機能」や「秘話機能付き」などと銘打った商品もあるが、電波に詳しい者であれば難なく傍聴が可能である。
最新の「デジタル電波式」といった商品なら第三者に傍聴される恐れはないので、そのような電話機がお勧め。

十数年前の電話機であって、どこにも「デジタル」の表記が無ければアナログ電波式である可能性が高いので、最新のデジタル電波式に買い換えを検討した方が良さそうです。

コードレス電話機のメーカーや機種によっては紛らわしい表記が成されている物もあるようで、「盗聴防止機能付き」や「他人に聞かれない秘話機能付き」などと銘打った製品も販売されていますが、これらのほとんどは通信の際の電波にスクランブルを掛けて第三者が傍受しても音声として復元できないよう施された物が大半です。

しかし、このような「盗聴防止」や「秘話機能」といった特殊なスクランブル電波でさえも専門知識があれば解読できてしまい、音声として聞き取られてしまいますので注意が必要です。

あくまでも第三者(電波に詳しい人物、受信機の操作に詳しい人物)にでも聞かれない物は「デジタル電波式」のみですので、家電量販店などで確認してみる事をお勧めします。

受信機という物を扱うのに際して、時として他人のプライバシーな会話や音声を傍受する可能性もあり、そのような時は何か悪い事をしているような感じでもありますが、ですが電波法に則ってキチンと使用すれば全く違法な機器ではありません。

あくまでも受信機が受け取ってしまった電波の音声を聞いただけなら問題ありませんが、この時に聞いた情報を摂用して何らかの行動を起こしたり、他人にその内容を口外したりすると違法な行為となります。

受信機から聞こえてきた会話や音声に基づいて何らかのアクションを起こすと電波法違反の重い罰を受ける、という事になりますので注意が必要です。

一般の方であれば『盗聴』や『盗聴電波』というものに関しては馴染みがなく知識が無いのは当然で、漠然と「盗聴されたら嫌だ、盗聴は怖い・・」という感覚だと思います。

が、この盗聴の被害から身を護ろうと考えた場合、 “敵” である『盗聴電波』を知る事が重要であると存じます。
それには、『盗聴』を行う際に必需品でもある【受信機】を持ってみると未知の不安の部分も判ってきて、結果的に「盗聴という卑劣な行為にどのように対処すれば良いか」が見えてくるのも事実です。