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     あなたの周囲でこのような言葉を使っている人物がいたら、
                      それはもしや探偵かも !?

    ※それぞれの探偵社、興信所によって使い方が異なる言葉や語句も
     若干ございますので、予めご了承下さい。
     「ウチの探偵社では違うニュアンスで使っているぞ!」といった
      クレームは何卒ご勘弁を・・・(汗)






 ■〔 IR 〕 (あいあーる)
  Infrared。 赤外線の略。 主に夜間の撮影時は赤外線を照射して撮影を行う。
  このような赤外線照射の機材を「IR機材」などと呼ぶ場合が多い。
  赤外線の光線自体は不可視光で人間の目には見えない為、調査する対象の人物に
  照射しても気付かれる危険性は皆無に等しい。
  {同}→赤外線撮影

 ■〔アイコン〕
  アイコンタクトの事を略して呼ぶ。
  「調査員AがアイコンしたらBは行動を開始して下さい」などと使う場合がある。

 ■〔愛人〕 (あいじん)
  基本的に探偵用語としては、ある特定の既婚者が浮気をしており、その浮気相手の
  人物の事を言う。
  原則として既婚していない者同士が交際関係にあり、そのどちらかが浮気や
  二股といった状態の場合では愛人とは呼ばない。
  ちなみに国語辞典(角川書店著)では〔愛人〕=愛する人、恋人、と表記されている。

 ■〔愛人調査〕 (あいじんちょうさ)
  広くは浮気調査の事。
  又は、愛人がいるのか? いないのか? を確認する為の調査の事を愛人調査と
  呼ぶ場合もある。
  {同}→浮気調査

 ■〔空き待ち〕 (あきまち)
  カップルがラブホテル等に入館しようとするが、部屋が清掃中や準備中でスグには
  入れないといった時に、駐車場(駐車スペース)で待機している状態。
  その部屋が、清掃が終わって入室可能になるのを待っている状態。
  「ターゲットを尾行してラブホテルに入館したが、現在対象者は駐車場にて
  アキマチ状態です。 気づかれないよう近づかないで下さい!」 などと使う。
  {同}→清掃待ち

 ■〔アゴとり〕
  取り調べする事。 広い意味で調書等を執る事。

 ■〔足・足がつく〕 (あし・あしがつく)
  基本的に〔足〕とは証拠や形跡の事。
  〔足がついた〕とは犯人が証拠や形跡を残したという事の意。
  「以前から浮気の疑いがあったが、今回その証拠が確認できた」→といった場合は
  『浮気の足を確認した』などと言う。

 ■〔アヒル〕
  制服の警察官を指す隠語。

 ■〔洗う〕 (あらう)
  広くは調べる事、探る事全般を言う場合もあるが、探偵用語としては一度調査を
  行ったものを再度調査し直す場合に用いる。
  再び詳細に調べる事。
  「ターゲットの交友関係を再度洗って下さい」などと使う。
  悪事等から手を引く場合に用いる『足を洗う』という言葉の『洗う』とは違った
  ニュアンスで使用する。

 ■〔新顔〕 (あらめん)
  初めて見る顔。 初めて見る人。 初対面。

 ■〔アリバイ〕
  正式には現場不在証明と言う。
  何らかの物事が起きた時に、その時間にその場所へ居なかった事の証明。

 ■〔あんこ〕
  新人。 新入りの事。
  「今日の調査はあんこと一緒なので面倒をみてあげて下さい」などと使う。

 ■〔暗箱〕 (あんばこ)
  留置所を指す隠語。
  {同}→鳥かご、ぶたばこ

 ■〔家出調査〕 (いえでちょうさ)
  家出した人物を探す調査の事。
  『失踪人調査』と同じような意味で使われる事もあるが、厳密には
  『家出』→行き先を告げずにコッソリ家を出て行ってしまい、所在が判らない事、
  『失踪』→家から出て行った事は把握しているが、その後の足取りが途絶えたり、
       また途中から行方や所在が判らない事。
  {類}→失踪人調査

 ■〔いじめ調査〕 (いじめちょうさ)
  主には子供が学校でいじめられているので、いじめている相手やいじめの原因等を
  調べるといった調査。
  又は子供がいじめられていないかを確認する調査。
  その対象の子供を補足し、監視、音声を録音したり傍受したりして環境を確認する
  調査が主体となる場合が多い。

 ■〔慰謝料〕 (いしゃりょう)
  損害賠償金の事。
  {同}→損害賠償

 ■〔イタチ〕
  機動力に富んだ、動きが俊敏な人物の事。

 ■〔一枚〕 (いちまい)
  人数の事を〔枚〕と呼ぶ言い方であり、一枚は一人の事。
  「門の前に二枚居る」→「門の前には二人居る」という意。

 ■〔移転先調査〕 (いてんさきちょうさ)
  主には引っ越し先や夜逃げ先の住所を突き止める調査の事。
  ある人物の今現在の住所を突き止める『所在調査』に含めて
  統一した意味で使う場合が多い。
  良くあるケースでは、借金をして返済せずに逃げてしまった人物の移転先を
  突き止めるといった調査が多い。

 ■〔嫌がらせ調査〕 (いやがらせちょうさ)
  昨今、相談や依頼が非常に増加している調査のひとつ。
  嫌がらせを受けているので相手を特定して欲しい、又は嫌がらせ自体を
  止めさせて欲しいといった調査。
  最近では、『家の壁をドンドン叩かれる』、『家の前にゴミを置かれる』、
  『自家用車にイタズラされる』といったものが非常に多く、近所トラブルに
  関連した事柄が多い。

 ■〔依頼者〕 (いらいしゃ)
  調査を頼んだ人の事。
  {同}→クライアント

 ■〔遺留品〕 (いりゅうひん)
  国語辞典(角川書店著)では「死後に残しておいた品物、又は忘れ物」と表記される。
  探偵用語としても広くは忘れ物や遺失物に対して使う。
  「浮気相手が車内にピアスを置き忘れて行った」という状態の場合、このピアスを
  遺留品と呼ぶ。

 ■〔インフィニティ盗聴〕 (いんふぃにてぃとうちょう)
  固定電話の回線に仕掛ける盗聴器。
  電話盗聴器とはまた別物で、仕掛けられた側の電話機がずっと通話状態に
  されるといった盗聴のシステム。
  受話器から拾った会話や音声が仕掛けた犯人側に盗み聞きされる。
  このインフィニティ盗聴器の装置自体は現在ではなかなか手に入らない。
  (一般販売はされていない。)

 ■〔うかんむり〕
  盗み、窃盗を表す隠語。
  窃盗の「窃」の部首が“うかんむり”に似ている事からこう呼ばれるようになったが、
  正式な部首名は“あなかんむり”。

 ■〔歌う〕 (うたう)
  自白、自供する事。 「被疑者は歌ったか?」→「まだです。」などと使う。
  {同}→落ちる、ゲロ
  {類}→完落ち、半落ち

 ■〔内引き〕 (うちびき)
  自分の会社や勤務先等から物品を盗む事。
  身内の人間に万引きされる事から内引きと呼ばれる。

 ■〔裏付け・裏を取る〕 (うらづけ・うらをとる)
  想像や憶測だけでなく、それらの事柄の確たる証拠を得る事。
  ある事柄が起きたと推測され、調査した結果その事柄が間違いなく行われたという
  証拠品を採取できたような場合は「裏が取れた」と言う。
  又このような調査自体を「裏付け捜査」と言う。

 ■〔浮気調査〕 (うわきちょうさ)
  文字通り、浮気や不倫、不貞について調査する事。
  一般的には『浮気』も『不倫』も『不貞』も全てまとめて “浮気” と呼ぶ場合が多い。
  国語辞典(角川書店著)によると、
  ・[浮気]=変わりやすい事、移り気、愛情が他に移りやすい事。
  ・[不倫]=人の道にそむく事、不貞。
  ・[不貞]=貞操を守らない事。
   と表記される。
  この事から勘案すると民法上の不法行為となるのは[不倫]と[不貞]のみであり、
  [浮気]は一番軽い意味合いにも捉えられそうだが、このような区別は特には鑑みず、
  全てまとめて『浮気』と呼ぶ場合が多い。
  意味は同意の事と認識されるが、「調査」と呼ぶ場合は『浮気調査』、
  「関係」と呼ぶ場合は『不倫関係』、「行為」と呼ぶ場合は『不貞行為』と
  呼称するのが一般的である。
  「浮気しているかどうか確認する調査」も、「浮気の相手を突き止める調査」も、
  「浮気の証拠を取得する調査」も大分類として広くは『浮気調査』と総称する
  場合が多い。

 ■〔絵〕 (え)
  想定、推測する事や計画する事全般を言う。
  又、絵空事の意から架空の事や想像の事なども言う。
  「対象者の行動を絵描いて人員配置した」=「対象者の行動を予め予測して
  人員配置した」という意味になる。

 ■〔agent〕 (エージェント)
   (和訳)@代理人。 Aスパイ。 諜報員。

 ■〔S〕 (えす)
  SPY(スパイ)を指す隠語。
  特に会社や企業の内部的な調査等で、こちら側に協力してくれる内通者を
  呼ぶ場合が多い。
  又は身分を偽って潜入捜査している調査員を呼ぶ場合もある。

 ■〔エナヤ〕
  裏で密かに子供を堕胎させる闇医者。
  正式に産婦人科等を行っていない闇の堕胎屋。
  エナヤに妊娠中絶を依頼すればもちろん通院歴や医療機関へのデータは残らず、
  誰にも知られずに秘密裏に堕胎する事ができる。
  浮気の末に妊娠してしまい、表立って堕胎できない身分の女性が裏でコッソリ
  依頼する場合がある。
  基本的には堕胎の医療知識や技術を持った元医療関係者等が違法に行う。

 ■〔襟取り〕 (えりとり)
  調査する対象者の基本的な情報、周辺情報を得ておく事。
  広い意味では下見しておく事、下調べしておく事。
  浮気調査等では、「対象者は○時頃に退社し、自家用車のナンバーは○○で、
  良く行く飲み屋は○○で、○時までに帰宅しない日は浮気が怪しくて・・・ 」
  といった基礎的な情報を入手しておく事。

 ■〔遠距離盗聴〕 (えんきょりとうちょう)
  携帯電話を使用した「デジタル盗聴」の別名。
  携帯電話を改造して“盗聴携帯”として盗聴を行うもので、圏外でなければ
  世界中どこからでも盗み聞きできる為、遠距離盗聴の別名が付いた。
  一般的にはあまり使わない言葉。
  {同}→デジタル盗聴

 ■〔お伊勢参り〕 (おいせまいり)
  駆け落ちの意。
  「お伊勢参りの行方調査」=「駆け落ちした男女の行方調査」。

 ■〔落ちる〕 (おちる)
  自供する。 自白する。 観念して正直に話す事。
  {同}→歌う、完落ち、ゲロ
  {類}→半落ち

 ■〔囮捜査〕 (おとりそうさ)
  捜査する側の人間が容疑者(容疑者仲間)になりすまして捜査する事。
  容疑者をおびき出す為やわざと容疑者に犯行を行わせる為など、こちら側が
  エサとなって捜査する事に広く使う。
  国語辞典(角川書店著)では「なりすまして現行犯を捕まえる捜査」と表記されるが、
  現行犯だけでなく情報を得ようとする目的のなりすまし芝居も囮捜査と
  呼ぶ場合が多い。

 ■〔踊る〕 (おどる)
  抵抗する事。 暴れる事。
  「万引き犯を捕まえたが、取り押さえる際に踊った」などと使う。

 ■〔お宮〕 (おみや)
  事件が迷宮入りになる事。

 ■〔泳がす〕 (およがす)
  捕まえたり取り押さえたりできる状態でありながら、故意にそれをせずに自由に
  行動させ、行き先を探ったり更に情報を得ようとする事。
  わざと身柄を拘束せず行動等を監視する事。
  あくまでも故意に“泳がす”のであって、尾行等していて撒かれてしまったような
  場合は「泳がれた」とは言わない。

 ■〔音声発信機〕 (おんせいはっしんき)
  基本的には“盗聴器”の正式名称であるが、音声発信機を盗み聞きの目的で使用して
  初めて“盗聴器”と呼ぶのが正当な呼称の仕方である。
  会話や音声を集音して電波として飛ばす機器であり、この電波を受け取って
  聞くには『受信機』が必要になる。
  実際の探偵調査に使用する場合では浮気調査や行動の監視等に使用する場合が多い。
  音声発信機をターゲットの部屋や車にコッソリ設置して、その会話や音声から
  浮気の事実や情報を得る。
  あくまでも一方的に電波を飛ばす物であって、相手の誰かと通信する
  トランシーバー(無線機)等は音声発信機とは呼ばない。
  又、尾行する調査にてターゲットの車両に設置する発信機は『追跡用発信機』として
  また別物である。
  {同}→盗聴器

 ■〔音声受信機〕 (おんせいじゅしんき)
  一般的には略して「受信機」や「レシーバー」と呼ぶ。
  音声発信機(盗聴器)から発せられた電波を受け取って会話や音声を聞く機器。
  {同}→受信機
  {類}→広帯域受信機、マルチバンドレシーバー、レシーバー





 ■〔ガーボロジー〕 (garbology)
  調査する対象者の排出したゴミから情報を収集する事。
  ゴミを収集して分析する事。 ゴミあさり。
  略して「ガーボロ」などと言う。

 ■〔害者〕 (がいしゃ)
  被害者の略。
  {同}→マルガイ

 ■〔科学調査〕 (かがくちょうさ)
  科学的な手法を用いて調べる事全般を言う。
  主にはDNA鑑定、指紋照合、声紋鑑定、成分分析等、これらの調査を
  広く科学調査と呼ぶ場合が多い。

 ■〔家裁〕 (かさい)
  家庭裁判所の略。
  家庭裁判所は離婚等の家庭問題の事件、及び少年犯罪を扱う裁判所。

 ■〔ガサ・ガサイレ〕
  本来『ガサ』とは捜索する事全般を言うが、特に家屋敷や住居の捜索をする場合に
  用いる。
  『ガサイレ(ガサ入れ)』は容疑者の自宅(住居)へ入って所在品や隠された物品等を
  調べる事。
  {同}→家宅捜索

 ■〔ガセ・ガセネタ〕
  嘘の情報の事。
  情報を提供した側が故意に虚偽の情報を与えたものに対して『ガセネタ』と呼ぶが、
  広い使い方では、故意によるものでは無くとも誤った情報、間違った情報全般に
  『ガセネタ』と呼称する傾向もある。

 ■〔偽名〕 (がせな)
  『ガセ』=嘘、偽り、というところから偽名を『ガセナ』とも呼ぶ。

 ■〔家宅捜索〕 (かたくそうさく)
  容疑者の自宅(住居)に入って所在品や隠された物品等を調べる事。
  原則として裁判所が発行する家宅捜索状を基に立ち入り、捜索する事が許される。
  探偵用語としては、「単身赴任先の夫の住居を、妻の立ち会いの基に家宅捜索して
  浮気の証拠を押収する」などと使う場合がある。
  {同}→ガサ、ガサイレ

 ■〔カメラ〕
  調査に使用するカメラ、ビデオカメラ等、撮影する機材は全て“カメラ”の部類だが、
  静止画を撮影するカメラ(一眼レフ等)に限って『カメラ』と呼ぶ場合が多い。
  これに対して動画、ムービーを撮影するビデオカメラ(ハンディカム等)は
  『ビデオ』と呼んで区別している傾向もある。

 ■〔完落ち〕 (かんおち)
  完全に自白する事。 全面自供。
  {同}→歌う、落ちる、ゲロ、
  {類}→半落ち

 ■〔かんかん〕
  鑑別所を指す隠語。
  「やつにはかんかんの前がある」=「やつには鑑別所に入っていた前科がある」
  という意味。

 ■〔簡裁〕 (かんさい)
  簡易裁判所の略。
  簡易裁判所は事件の内容が軽微なものについて取り扱う裁判所。 最下級の裁判所。

 ■〔観音〕 (かんのん)
  裸の人物の事。 特には裸の女性を指す言葉。
  「ホテルに乗り込んだ時は相手は観音でした」などと使う。

 ■〔完黙〕 (かんもく)
  容疑者等が完全に黙秘している状態。

 ■〔聞き込み〕 (ききこみ)
  文字通り、調査員が人に聞いて回り、情報を得る事。
  聞き込みにも種類があり、↓
  @〔化け調〕(ばけちょう)=
    探偵である身分を隠して(偽って)聞き込みする手法。 営業マンや相談員、
    その他の職種になりすまして聞き込みする場合が多い。
  A〔直調〕(ちょくちょう)=
    調査する対象者本人や対象企業等に直接聞き込みしてしまう手法。
    この場合は探偵である身分は隠して(偽って)本人に接触する〔化け調〕である
    パターンが多い。
    又は直接本人への取材のようなスタンスで聞き込む事もある。
  B〔側調〕(そくちょう)=
    調査する対象の側面から聞き込む手法。 個人の場合は周囲の人間や過去の
    交友関係、過去の住居の近隣住人等から聞き込む事が多い。
    企業の場合は取引先やライバル企業等から聞き込む事が多い。
  C〔電調〕(でんちょう)=
    電話を掛けて聞き込む手法。 聞き込む相手の警戒心も強くなりがちであり、
    あまり行われない方法。
    探偵である身分を隠して対象の周囲へ聞き込む場合がほとんどである為、
    〔化け調〕による〔側調〕となるケースが最も多い。

 ■〔企業調査〕 (きぎょうちょうさ)
  主には会社や企業の業績や経営状況等について調べる事が多い。
  信用性や評判等の情報収集を行う場合もあり、更には不正や問題の隠ぺい、
  使途不明金、粉飾決算等、企業に関する調査案件の種類は多岐に渡る為、
  会社組織に関する調査全般をまとめて『企業調査』と呼ぶ場合が一般的である。
  ある企業が新たに取り引きを開始しようとする場合、その会社をあらかじめ
  調査しておこうといった案件も多い。

 ■〔逆探〕 (ぎゃくたん)
  逆探知の略。 原則として固定電話の逆探知に用いる言葉で、携帯電話の場合で
  電波を調査して所在地を絞り込むといった調査は逆探とは呼ばない。

 ■〔ギル〕
  盗む事の総称。 窃盗。
  「自転車をギった」=「自転車を盗んだ」という意。

 ■〔緊逮〕 (きんたい)
  緊急逮捕の略。 検察、警察のみが行える逮捕の種類。
  緊急を要する事態となった場合、その場で容疑者を逮捕してからその後に
  逮捕状を発行させる手段。

 ■〔金トラ〕 (きんとら)
  金銭トラブルの略。

 ■〔靴重ね〕 (くつがさね)
  浮気や不倫を指す隠語。 近年ではあまり使う人はいない。

 ■〔ぐに屋〕 (ぐにや)
  質屋を指す隠語。 「奴は万引きした物品をぐに屋に持ち込みました」などと使う。

 ■〔クロ〕
  犯人。 犯人と認められる人物。
  {対}→シロ

 ■〔ゲソ〕
  足元、靴の事。 広い意味で足跡の事を言う。
  「容疑者のゲソが着いています」=「容疑者の足跡が着いている」という意味。

 ■〔ゲソ者〕 (げそもの)
  暴力団、ヤクザ、その他、広い意味で悪事に手を染めている者。
  「ゲソ」=「足」という事から、そのような組織から抜ける事を
  「足を洗う」となる。
  {同}→筋者

 ■〔結婚調査〕 (けっこんちょうさ)
  結婚しようとする相手の素性を調べる事。
  家柄や経歴はもちろん、離婚歴や隠し子の有無、借金や信用状態等、
  嘘や隠し事が無いかを調べるのがメイン。
  時には過去の交友関係、同窓生まで遡って聞き込みを行い、性格や短所といった
  本性的な部分も追及する場合がある。
  親や先祖の持病や死因等を調査し、調査対象者にも遺伝的に発症が考えられる
  病気の有無まで調査する事もある。

 ■〔ケツ持ち〕 (けつもち)
  その人物や組織の裏に存在する有力者や暴力団の事。
  後ろに控える有力者や暴力団。
  暴走族用語としての『ケツ持ち』は暴走している集団の最後尾に位置して
  警察の追尾や取り締まりを妨害する役割の者。

 ■〔げん〕
  証言の略。 「目撃者のげんを聞く」=「目撃者の証言を聞く」という意味。

 ■〔現状〕 (げんじょう)
  今現在、事件が起きている、物事が起きている現場。 今現在の現場の状況。

 ■〔現逮〕 (げんたい)
  現行犯逮捕の略。
  逮捕の種類は『@通常逮捕』、『A緊急逮捕』、『B現行犯逮捕』の三種類あるが、
  一般人にも許されている行為はこの『現行犯逮捕』のみである。

 ■〔現着〕 (げんちゃく)
  現場に到着する事。 「調査員AとBは既に現着しています」などと使う。
  {類}→臨場

 ■〔現認〕 (げんにん)
  現場で起こっている事柄を認識する事。 現場の状況を確認できた事。
  広い意味では、今発生した現行犯等を目撃し確認した事。

 ■〔コードイエロー〕
  これからある物事が起きる可能性が高い、有事が起きる可能性が高いといった
  場合に警戒や注意を促す為の暗号。
  張り込み中の現場等では、ターゲットが動き始める事が判った時やターゲットが
  出て来る前ぶれがあった時等に注意を促す為に使う場合もある。
  仲間や他の調査員達に「備えろ!」という意味で、主には無線等にて指令を出す暗号。

 ■〔コードブルー〕
  主には、尾行や張り込み等をしていて調査している事が発覚、バレそうになった
  場合に注意を促す暗号。
  「警戒しろ!」という意味が大前提であり、何らかの理由を含んでいるような場合に
  『コードブルー』を発する。
  『コードイエロー』は単に漠然と「備えろ!」という注意の為だが、
  『コードブルー』は「発覚の恐れがあるので警戒!」や、「それ以上に進むと
  トラブルになるので警戒!」などといった、一段上級の警戒を促す指令。
  主には仲間や他の調査員達に無線等で指令を出す。

 ■〔コードレッド〕
  『コードレッド』は最上級の危険度を表すもので、緊急退避を促す暗号。
  張り込み中、尾行中、時には潜入調査中やターゲットに接触している場合等、
  どのような業務中でも「全てを投げ出したとしてもスグにその場から退避しろ!」
  という緊急の暗号。
  単に「発覚の恐れがある」といった程度の事態ではなく、「危険がある!」、
  「ケガをする!」といった場合に「とにかく逃げろ!」という最優先の退避指示。
  特に危険な、特殊な任務に着いている場合でなければまず発令する事は無い。
  主には仲間や他の調査員達に無線等で指令を出す。

 ■〔広帯域受信機〕
   →〔受信機〕 を参照。

 ■〔行動調査〕 (こうどうちょうさ)
  調査する対象者の行動や素行を記録する事全般をまとめて言う。
  出勤から帰宅、外出から立ち寄り先等、移動に関する全ての行動を調査する。
  広い意味では浮気調査も行動の調査と言えるが、「浮気」、「不倫」、「不貞」の
  男女関係の属しないものについて『行動調査』と呼ぶのが一般的。
  (男女関係が絡むとほとんどは「浮気調査」となってしまう為。)
  会社の従業員の外出先での怠業、サボリ等といった行動の把握も行動調査の
  一つである。
  素行調査とも呼ぶが、行動調査とほぼ同じ意味で解釈する場合が多い。
  {同}→素行調査

 ■〔コンクリートマイク〕
  隣の部屋の会話や音声を壁越しに聞くという機器。
  壁にマイクを当てると隣の部屋の音声を増幅させるという機器で、
  壁にコップを押し当てて聞き耳をたてるような原理と同様の事を
  電子的に行ってくれる。
  隣の部屋を盗聴する目的で使用する機器。
  コンクリートの壁越しでも聞けるという意味から「コンクリートマイク」と
  名付けられているが、本当に分厚い鉄筋コンクリート造の壁越しまで良く聞こえる
  と言えるまでの性能ではない。
  薄い木造の壁でも、小声や小さな音声は完全に良くハッキリ聞き取れるといった程の
  性能ではない。

 ■〔ごんべん〕
  詐欺行為、詐欺事件を指す隠語。 「詐」の部首がごんべんである事からそう呼ぶ。





 ■〔詐欺開け〕 (さぎあけ)
  主には、嘘をついたり身分を偽って玄関から声を掛け、ドア等を開けさせる手口。
  新聞屋、宅配便、町内会の関係者、時には警察官だと嘘を名乗って玄関ドア等を
  開けさせ、無理やり家の中へ押し入る強盗の手口。
  広い意味では「車のカギを無くした。これは私の車なのでカギを開けてくれ」などと
  嘘をついて他人の車を開けさせるような行為も「詐欺によるカギ開け」という
  同様の意味で使われる事もある。

 ■〔サス〕
  通告や密告の事。
  「企業が不正行為をサされた」=「企業が不正行為を警察等に通報(通告)された」の
  意味になる。
  {類}→タレコミ

 ■〔さんずい〕
  汚職の意味。 「汚」の部首がさんずいである事から。

 ■〔GMS〕 (ジーエムエス)
  まだ日本には入ってないが海外では実験的に使用され始まっている新しい追跡技術。
  調査する対象者の携帯電話番号さえ判れば、その携帯電話の繋がる今現在の
  アンテナ基地から位置を割り出す事が可能。
  又、遠隔で対象の携帯電話を操作する事もできるので無音無振動着信に設定し、
  遠隔で勝手に通話状態にする事も可能。
  携帯電話が対象者の手元に(近くに)あれば会話を傍受(盗聴)する事も可能。
  調査の対象者には一切接近せずに現在地、会話といった情報を得る事ができる
  最新のシステム。
  今後日本に入ってきてもこのシステム、機材はかなり高額になると予想され、
  当分は普及する見込みは無いと思われる。

 ■〔GPS〕 (ジーピーエス)
  Global Positioning System (グローバルポジショニングシステム)の略。
  直訳すると「全地球測位システム」。
  カーナビゲーションやGPS携帯等でも広く知られている、人工衛星を利用した
  位置の測定、確認システム。
  現在ではこのGPSを使用した追跡装置がメジャーとなり、特に車両を追跡、
  尾行する場合にはGPS追跡装置をターゲットの車両に設置して現在地の確認を
  行う事が多い。
  このようなGPSの位置測定機、位置把握機を使用して追跡を行えばピンポイントで
  居場所が判る他、ターゲットに接近して尾行する必要もないので怪しまれるリスクも
  皆無となる。
  探偵用語として単に「GPS」といった場合は、このような「GPS追跡装置」を
  指す事が多い。

 ■〔敷展〕 (しきてん)
  見張り役の人間。 監視役の人間。
  屋敷を展望するという意味から略して敷展と呼ばれる。
  見張りの意味で使われるものの、主には相手側の見張りに対して使う場合が多い。
  「相手側の家に近づくが敷展がいるので注意して下さい」などと使う。

 ■〔失尾〕 (しつび)
  尾行している時に見失ってしまう事。
  厳密にはこちら側のミス等で見失った場合に使う言葉であり、
  「これ以上尾行を続けると発覚する恐れがある為、わざと尾行を中止した」といった
  場合は『尺を取った』と言い、「尾行している事が対象者にバレてしまい、
  故意に逃げられた」といった場合は『撒かれた』と言う。
  あくまでも何の策略も故意によるものでもなく、単純に見失った場合に失尾と言う。
  {類}→尺を取る、撒かれる

 ■〔地取り捜査〕 (じどりそうさ)
  地道に聞き込みを行ったり、足を運んでコツコツ捜査する事。
  一般的には「地取り捜査」と言うが「地取り調査」とは言わない。

 ■〔尺を取る〕 (しゃくをとる)
  「尾行していて人通りの無い場所になってしまい、これ以上尾行を続けると
  発覚する恐れがある」といったような場合に故意に尾行を中止(中断)する事を言う。
  「今日の尾行は尺を取って明日出直そう」などと使う。
  {類}→失尾、撒かれる

 ■〔周波数カウンター〕 (しゅうはすうかうんたー)
  発信されている電波(受信している電波)の周波数を測定して表示してくれる機器。
  盗聴調査や盗撮調査には欠かせない機材の一つと言える。
  盗聴器から発せられる盗聴電波は現在確認されているだけでも数百種類の
  周波数がある。
  この盗聴電波を受信して何メガヘルツの周波数なのか? 測定するのは盗聴調査の
  際に重要な手法の一つ。

 ■〔重要事項説明書〕 (じゅうようじこうせつめいしょ)
  探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に(契約の前に)依頼者へ交付する事が
  義務付けられた書面。
  正式に業務契約の締結となる時には探偵業者は依頼者へ必ず発行しなければ
  ならない事が内閣府令により規定されている。
  業務の契約をしたが、このような書面を発行されていないといった場合は
  「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「いい加減な探偵」で
  ある事が疑われる。
  探偵に(興信所も同様)何らかの業務を依頼した場合は必ずこのような書面を
  発行してもらう事が重要であり、発行しないという業者は敬遠した方が良い。
  この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『探偵業務委任契約書』と
  『誓約書』の合計3種類ある。

 ■〔首検〕 (しゅけん(くびけん))
  犯人や容疑者の顔写真等を見て確認する事。 首を検査、検分するという意味の略。
  「依頼者に浮気相手の首検をしてもらいました」=「依頼者に浮気相手の顔を
  確認してもらいました」という意味になる。

 ■〔受信機〕 (じゅしんき)
  発信機から発せられた電波を受け取って音声として聞き取る機器。
  ある特定の周波数のみ受け取れる受信機は、その特定の発信機の専用として
  対になる。
  現在では多くの受信機は、そのような特定の周波数しか受け取れない物は
  不便である為、さまざまな周波数を受け取れる『広帯域受信機』という物が
  一般的となっている。
  これは文字通り、広い帯域の周波数が受け取れる性能である為、
  短波〜AM〜FM〜VHF〜UHFといった普段使用されている周波数帯が一台の
  受信機で聞き取れるという物。
  地域の防災無線や消防無線も聞き取れるので一台持っていると防災にも役立つ。
  探偵業務として使用する場合の主な目的は、盗聴器の発見や音声発信機からの
  電波傍受等に使用する場合が多い。
  現在主流の盗聴器は無線式盗聴器と呼ばれる電波を発信する盗聴器である為、
  このような広帯域の受信機にて盗聴電波を受信する事が可能。
  これにより盗聴器の存在有無が確認できる。
  尾行や追跡業務に使用する場合は、車両に取り付ける追跡用の発信機の
  電波受信に使用される。
  追跡用発信機からは絶え間なく特定の電波やビーコンが発せられている為、
  この電波を受信機で受け取る事によりどちらの方角に居るのかを探りながら
  追跡する事になる。
  このような広帯域受信機を「マルチバンドレシーバー」とも言い、
  単に受信機という場合は「レシーバー」とも言う。
  {同}→音声受信機

 ■〔職質〕 (しょくしつ)
  職務質問の略。
  {同}→バンかけ

 ■〔消毒〕 (しょうどく)
  警護やボディガードといった業務で使う用語。
  警護する対象者の行き先に前もって出向き、危険物や不審な人物が存在して
  いないか等を予め下見、調査しておく事。

 ■〔シロ〕
  一度は犯人である疑いがあったが、その後に犯人では無かった事が判明した
  人物の事。
  厳密には、最初から明らかに犯人では無い事が判明している人物は
  シロとは呼ばない。
  {対}→クロ

 ■〔筋者〕 (すじもの)
  暴力団、ヤクザ、又はその関係者を指す隠語。
  {同}→ゲソ者

 ■〔ストーカー〕
  現在では執拗につきまとったり、尾行や待ち伏せ、しつこい電話や
  メール送信といった行為全般をまとめてストーカーと呼んでいる場合が多い。
  ストーカーを規制する法律では『ストーカー規制法』が2000年11月24日に
  施行された。
  原則としては、恋愛感情が基にある場合に限定して罰則の対象になるとされるが、
  過去には恋愛感情は無く、単なる嫌がらせによるものでも「つきまとい行為」
  としてあまりに執拗な場合は警察からの『ストーカー警告書』といった勧告を
  受けたケースもある。
  厳密に『ストーカー規制法』にて定めている定義は【つきまとい行為を反復して
  行う事】とされており、このつきまとい行為の事柄は↓
  @自宅、学校、職場等でのつきまとい、待ち伏せ、押しかけなど、
  A監視していると告げる行為、
  B面会、交際の要求、
  C乱暴な言動、
  D無言電話、連続した電話やFAX、
   (加えて、現在では連続したメールも対象)
  E汚物、動物の死体等の送付など、
  F名誉を害する事項の告知など、
  G性的羞恥心を侵害する物品等の送付など、
  と規定される。
  ストーカー規制法での罰則は、6か月以下の懲役、又は50万円以下の罰金と
  規定される。
  この法規の他にも警察へ申告して『警告書』の発行となると、ストーカーしている
  人物に対して文字通り警告する事ができ、この警告にも従わない場合は
  公安委員会が『禁止命令』を出す事になる。
  この禁止命令にも従わない場合は1年以下の懲役、又は100万円以下の罰金となる。
  ちなみに『ストーカー規制法』は親告罪である為、原則としてストーカー被害を
  受けている当人からの申し出があって初めて適用されていく事になる。

 ■〔スミ〕
  刺青(いれずみ)を指す隠語。
  {同}→モンモン

 ■〔誓約書〕 (せいやくしょ)
  探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に依頼者へ交付する事が義務付けられた
  書面。
  正式に業務契約の締結となった時には探偵業者は依頼者へ必ず発行しなければ
  ならない事が内閣府令により規定されている。
  業務の契約をしたが、このような書面を発行されていないといった場合は
  「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「いい加減な探偵」で
  ある事が疑われる。
  探偵に(興信所も同様)何らかの業務を依頼した場合は必ずこのような書面を
  発行してもらう事が重要であり、発行しないという業者は敬遠した方が良い。
  この書面は、調査した結果を違法な行為に用いない事を誓約するといった内容が
  盛り込まれる。
  この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『重要事項説明書』や
  『探偵業務委任契約書』の合計3種類ある。

 ■〔前科・前歴〕 (ぜんか・ぜんれき)
  厳密には、刑事事件を起こして起訴され、有罪判決(執行猶予含み)を受けた者が
  「前科」。
  刑事事件を起こして逮捕されたが不起訴等となった場合は「前歴」と言う。
  浮気の裁判等はあくまでも民事の事柄なので、たとえ裁判で負けたとしても前科や
  前歴とは呼ばない。
  {同}→まえ

 ■〔素行調査〕 (そこうちょうさ)
  調査する対象者の行動全般を記録する調査。
  出勤から帰宅、外出から立ち寄り先、接触した人物から交友関係など、
  全ての行いを調査する事。
  特には「浮気」、「不倫」、「不貞」といった男女関係の属しないものについて
  呼ぶ場合が多い。
  (男女関係が絡むとほとんどは「浮気調査」となってしまう為。)
  会社の従業員の外出先での怠業、サボリ等といった行動の把握も素行調査の
  一つである。
  行動調査とも呼ぶが、素行調査とほぼ同じ意味で解釈する場合が多い。
  {同}→行動調査





 ■〔ターゲット〕
  調査する対象者の事。
  {同}→マルタイ

 ■〔立ち張り・立ちんぼ〕 (たちばり・たちんぼ)
  路上等で立って張り込みする事。
  「現場は車両を停められないので立ち張りでお願いします」などと使う。
  {同}→電柱

 ■〔タレ〕
  @広い意味で情報の事を指す。(タレコミ等)
  A交際関係にある女性を指す隠語。
   「浮気相手のタレを確認しました」などと使う。

 ■〔タレコミ〕
  情報を通告、密告する事全般を言う。 密かに情報を教える事。
  主には、こちら側が密かに情報を教えてもらう事に対して
  「タレコミが入った」などと使う場合が多い。

 ■〔探偵業法〕 (たんていぎょうほう)
  日本では2007年6月に施行された。
  正式名称は『探偵業の業務の適正化に関する法律』と言う。
  それまでは「探偵」や「興信所」という職種は何の許可も資格も必要無く、
  個人で勝手に「○○○探偵です・・・」と名乗れば探偵だったと言える。
  探偵業法施行後は管轄の公安委員会にキチンと届出を行って審査を受け、
  許可が降りて初めて探偵の業務を行って良い、と定められた法律。
  この法律の制定により “自称・探偵” の時代は終わりを告げた事になる。
  許可を受けるとそれぞれの公安委員会より
  『○○県公安委員会第○○○○○○○○号』といった届出の番号が配布されるので、
  このような番号が無ければ 〔モグリ営業〕 の探偵や興信所という事になる。
  このような事からも、一般の方が探偵や興信所まがいの行為を行う事は
  処罰の対象となるので注意が必要である。

 ■〔探偵業務委任契約書〕 (たんていぎょうむいにんけいやくしょ)
  探偵業法に定められた、探偵業務契約の際に依頼者へ交付する事が義務付けられた
  書面。
  正式に業務契約の締結となった時には探偵業者は依頼者へ必ず発行しなければ
  ならない事が内閣府令により規定されている。
  業務の契約をしたが、このような書面を発行されていないといった場合は
  「モグリの探偵」、もしくは法令に則った契約をしていない「いい加減な探偵」で
  ある事が疑われる。
  探偵に(興信所も同様)何らかの業務を依頼した場合は必ずこのような書面を
  発行してもらう事が重要であり、発行しないという業者は敬遠した方が良い。
  この他に法令にて発行が義務付けられている書面は『重要事項説明書』と
  『誓約書』の合計3種類ある。

 ■〔探偵と興信所の違い〕 (たんていとこうしんじょのちがい)
  現在では特に区別は無い。
  探偵業法に則る届け出も屋号は自由に決められる為、「○○探偵」や
  「○○興信所」などと、代表者(届出者)の一存で決定される。
  探偵と興信所の厳密な区別は諸説あるのも事実。
  一説では個人相手の調査を主体に行うのが探偵、会社や企業の調査を行うのが
  興信所と位置付けられていたとの説もあるが、昔から明確な区別は無かったに
  等しい。

 ■〔ちょんぼ〕
  @万引きの事。
  Aごまかしたり手抜きした事で失敗したような場合の総称。

 ■〔ちりめん〕
  年輩、年増の女性を指す隠語。
  「ターゲットは左側に座ったちりめんです」などと使う。

 ■〔追跡用発信機〕 (ついせきようはっしんき)
  尾行するターゲットの車に取り付ける電波の発信機。
  現在では非常に小型でバッテリーの持続時間も長持ちする高品質の物がある。
  車の下(裏側)に磁石等で貼り付けられればまず発覚するといった事は
  皆無と言っても良い。
  この発信機は常に電波を発信しているタイプや特定の信号、ビーコンを
  発信する物等、種類はさまざまである。
  この発信される電波を追いかけて行く事によってターゲットの車両が
  どこに行ったのか? どこに着いたのか? 尾行が成立するという手法。
  追跡する調査員側の車両は、この電波を受信する受信機や指向性のアンテナ等が
  欠かせない事になる。
  GPS携帯等をターゲットの車両に貼り付けて位置検索しながら追跡する方法も
  あるが、携帯電話等を使用した、何らかの通信を使う方法は万が一、ターゲットに
  見つかった場合(発覚した場合)に契約者や使用者の足が付く可能性が高くなるので
  敬遠したいところでもある。
  更に基本料金や通話料といったコストも必然的に発生する。
  このような弊害が無く電波を発信するだけの追跡装置では、万が一発覚しても
  契約等とは無関係な為、誰が取り付けたのか? 尾行していた人物は誰なのか?
  探られる事は一切無いという利点がある。
  GPSを利用したGPS追跡装置もあるが、この発信機とはまた別物であり、
  GPS追跡装置はGPS携帯等と同様に人工衛星からの電波により位置把握する
  システムである。

 ■〔通逮〕 (つうたい)
  通常逮捕の略。 検察、警察等が行える一般的な逮捕の方法。
  基本的には裁判所から発行の逮捕状を基に逮捕する行為。

 ■〔突っ込み〕 (つっこみ)
  強姦、強姦魔の事。

 ■〔TRX〕 (ティーアールエックス)
  トランシーバーの英略。
  調査員同士が装備する無線機等をまとめてこう呼ぶ場合も多い。

 ■〔DTMF解読機〕 (でぃーてぃーえむえふかいどくき)
  プッシュホンの電話機で「ピッポッパッ」と鳴る音をDTMF音(DTMF信号)と言う。
  この「ピッポッパッ」の音を解読してプッシュされた数字を表す機器。 
  「対象の相手がどこに電話を掛けているのか知りたい・・・」といった場合、
  何らかの方法でこの「ピッポッパッ」のプッシュ音を録音できれば、このDTMF音
  からプッシュした電話番号を判明させる事が可能となる。

 ■〔デジタル盗聴〕 (でじたるとうちょう)
  携帯電話を改造して“盗聴携帯”として盗聴を行う手法。
  現在の携帯電話が使用する電波形式がデジタル電波の為「デジタル盗聴」と
  呼ばれるようになった。
  圏外でなければ世界中どこからでも盗み聞きできる為、遠距離盗聴の別名もあるが
  基本的にはデジタル盗聴と呼ぶ場合が多い。
  {同}→遠距離盗聴

 ■〔detective〕 (デテクティブ、ディテクティブ)
   (和訳)探偵。

 ■〔出歯亀〕 (でばがめ)
  盗撮犯やのぞきの常習者を指す隠語。
  語源は明治41年に遡り、大蔵官吏の元妻、下谷電話交換局長の新妻であった女性が
  殺害された事件から始まる。
  この被害者女性「ゑん子」が銭湯帰りに殺害されるが、犯人として逮捕された男は
  『出歯の亀吉』という植木職人であった。
  この亀吉は以前から銭湯の女湯を覗いていたという証言もあり、この事から
  『のぞき、好色』=『出歯亀』という俗称が広まったとされている。
  現在では盗撮等の犯人全般を『出歯亀』と呼ぶ事が多い。
  (その後、当の殺人事件での犯人「出歯の亀吉」は冤罪という一説もある。
   電話交換局長の妻が被害者であった事や当時としては非常に社会に与えた影響も
   大きな事件だった為に、警察が早期解決を望んだあまりに早まって逮捕したとの
   逸話も残っている。 この亀吉が逮捕から5年後に釈放されている事実からも
   冤罪説は有力とも言える。)

 ■〔電界強度計〕 (でんかいきょうどけい)
  ロケーションアナライザとも言う。
  単純に言えば、電波の強さがどれくらいのものか測定する機器。
  盗聴器の発見調査や盗撮カメラの発見調査には欠かせない機材の一つでもある。
  現在の盗聴器や盗撮カメラは無線式で電波を発する物が大半の為、このような
  電波の有無、電波の強さを測定するには重宝する機材。
  {同}→ロケーションアナライザ

 ■〔電柱〕 (でんちゅう)
  @路上等で立って張り込みする事。
  {同}→立ち張り、立ちんぼ
  A広い意味では見張り役の事。

 ■〔テンプラ〕
  車やバイクの偽装ナンバープレートを指す隠語。

 ■〔テンペスト〕
  パソコンから発せられる電磁波を受信して復元(解読)し、ディスプレイに
  表示された内容や入力したキーの情報を盗み見るという、ある意味盗聴や盗撮の
  一種とも言える手法。
  現実的、実用的な方法として過去に海外の諜報機関から公開もされている。
  ただし電磁波を受信する為に装置を設置しなければならない問題や、あくまでも
  ディスプレイに表示された画面内容しか摂取できない等の利点の低さから
  多く活用される事は無かったようである。
  一般的にテンペストの装置自体を手に入れる事は不可能と言っても過言ではない。

 ■〔電話盗聴〕 (でんわとうちょう)
  基本的には家の固定電話を盗聴する事を指す。
  家屋内の電話機の配線に盗聴器を接続(中継)し、会話内容を盗聴するといった
  手法が一般的だが、家屋建物の外壁部に電話盗聴器を仕掛けられるといった被害も
  稀にある。
  これは外壁の保安器という部分に盗聴器を仕込まれる為、仕掛ける犯人は
  家屋の中に侵入しなくとも通話内容が摂取できるという盗聴手法。
  コードレス電話機で子機を使用して通話している内容を傍受されるといった
  事もあるが、これは厳密には盗聴とは言わない。
  親機と子機の間をやりとりしている電波を受信されているに過ぎず、
  悪意が無くとも偶然に受信される可能性もある。
  これは「電話盗聴」とはまた別の問題である。

 ■〔盗撮・盗撮カメラ・盗撮調査〕 (とうさつ・とうさつかめら・とうさつちょうさ)
  文字通り盗み見る事、隠れてコッソリ撮影する事を指すが、原則としては
  『盗み見てはいけない場面』、『盗み見てはいけない場所』にてそのような行為を
  した場合に“盗撮”という呼び方をする。
  法的禁止事項も定められており、「正当な理由が無く他人の住居や浴室、更衣室、
  便所等といった、通常人が衣服を着用しないで行動する場所を覗き見た場合は
  窃視罪(せっしざい)が適用される」と、法律で定められている。
  もちろん実質的に人間が覗き見た場合だけでなくカメラ等の撮影機材にて
  写真撮影したり、ビデオ撮影を行った場合も含まれ、充分立派な刑事上の処罰の
  対象となる。
  盗撮カメラ等をこのような浴場やトイレに仕掛けた場合は、例外無く全て
  違法行為になっている。
  国の法律で禁止されているだけではなく、都道府県による条例でも
  その盗撮内容により禁止しているところも多い。
  福島県の条例を一例として挙げてみると、盗撮カメラを仕掛ける行為自体を禁止した
  内容とは少々異なるが以下のような禁止事項を福島県迷惑行為等防止条例として
  定めている。
  「着衣等で覆われている他人の下着又は身体を覗き見し、又は撮影する事」を
  禁止する。
  「何人も公共の場所又は公共の乗物における他人に対し、みだりに写真機等を
  使用して着衣で覆われている他人の身体を透視する方法により、裸体の映像を見、
  又は裸体を撮影してはならない。」 といった条例禁止事項を定めている。
  ちなみに「盗撮カメラ」という名のカメラは基本的に存在しない。
  超小型のカメラや暗闇でも撮影可能な小型特殊カメラ等を盗撮目的で使用して
  初めて“盗撮カメラ”と呼称する。
  又このようなコッソリ仕掛けられた超小型カメラを発見する調査を
  “盗撮調査”と呼ぶ。

 ■〔盗聴・盗聴器・盗聴調査〕 (とうちょう・とうちょうき・とうちょうちょうさ)
  文字通り、盗み聞きする行為全般を“盗聴”と言う。
  この盗み聞きに使用される物が“盗聴器”となるが、“盗聴器”と呼ぶと
  「いけない物、悪い物」という印象があるが正式には単に音声発信機である。
  このような音声の発信機を盗み聞きの目的で使用して初めて “盗聴器” と呼ぶのが
  正当な呼称の仕方である。
  会話や音声を集音して電波として飛ばす機器であり、この電波を受け取って
  聞くには『受信機』が必要になる。
  実際の探偵調査に使用する場合では、浮気調査や行動の監視等に使用する場合が
  多い。
  音声発信機をターゲットの部屋や車にコッソリ設置して、その会話や音声から
  浮気の事実や情報を得る。
  このように音声によって監視する、防犯目的で音声を聞くといった使い方であれば
  良い使い方とも言えるが、近年蔓延しているのは知らずに家屋内に盗聴器が
  仕掛けられている、といった被害である。
  防犯目的等では無く、単に他人のプイバシーを聞いてやろう、という思惑で
  仕掛けられているものが非常に迷惑であり厄介な状態となっている。
  現在、このようなプライバシー搾取の目的で仕掛けられた盗聴器でも
  取り締まる法律は無い為、警察でも捜査はできない。
  民事として個人が発見や撤去を行わなければならず、必然的に発見の専門業者や
  探偵が調査する事になるのが現状である。
  このような盗聴器を発見する調査を“盗聴調査”と呼ぶ。
  現在ではこのような盗聴器は誰でも簡単に購入する事ができ、流通量(販売台数)は
  年間30万個以上にのぼる。

 ■〔遠張り〕 (とおばり)
  調査の対象から遠く離れて張り込みや監視する事。
  「ターゲットは警戒心が強いので遠張りして下さい」などと使う。

 ■〔鳥かご〕 (とりかご)
  留置所を指す隠語。
  {同}→暗箱、ぶたばこ

 ■〔飛ぶ〕 (とぶ)
  逃げる事。 主には、容疑者等が逃げた場合に使う事が多い。

 ■〔とんび〕
  路上での引ったくり等を指す言葉。
  とんびが飛んで来て一瞬にして獲物を掴んで行く様に例えられる。
  背後から自転車やバイクで近付き、一瞬にしてバッグや荷物等をさらって行く
  引ったくり等をとんびと言う。





 ■〔ナイトショット〕
  特にはSONY製のビデオカメラに搭載されている機種もある、夜間や暗闇でも
  撮影可能な機能の事。
  赤外線を照射する事により完全な暗闇でも画像として再現できる。
  赤外線が当てられた対象物はその赤外線を反射し、その反射光を
  ナイトショットカメラが捉えるという仕組み。
  どこまでのズーム(倍率)でどこまで明るく撮影できるかはそのビデオカメラの
  性能より照射される赤外線の強さに左右されると言ってもよい。
  赤外線にて撮影する為、画像は白黒や緑がかった映像になる。
  赤外線自体は人間の目には見えない光源(波長)である為、撮影する
  ターゲット(被写体)に照射しても気付かれる恐れは皆無に等しい。
  SHARP製のビデオカメラの一部にも同様の「ナイトレーダー」といった機能がある。
  厳密には「暗視カメラ」とは別物とされる。
  {類}→ナイトビジョン

 ■〔ナイトビジョン〕
  一般的に「暗視カメラ」と呼ばれる物がこれに当たる。
  元は軍事用に開発、運用されてきた技術、機器だが、現在では一般でも
  手に入れる事が可能。
  暗闇に存在する光を増幅させて明るく見せるというシステムが基本だが、
  更に赤外線の照射も有効で、ビデオカメラの「ナイトショット」機能より
  明るく撮影できる。
  暗視装置のシステムの大半はアクティブ方式やパッシブ方式と言われるものが
  一般的だが、現在ではパッシブ方式の装置が主流で出回っている。
  このパッシブ方式では第1世代、第2世代〜と順位付けされ、技術や品質も向上を
  続けている。
  単純計算では、第1世代の技術での光の増幅率は1,000倍程度、
  第2世代での光増幅率は20,000倍、第3世代での光増幅率は30,000倍以上に
  品質が向上されている。
  このような暗視カメラを実際の探偵調査にて使用する場合もあるものの、
  機器自体が高額であり、操作するにもある程度の知識が必要である為、
  どこの探偵社でも所持しているという機材まででは無い。
  操作に関しても暗闇に存在する光を数万倍にまで増幅する為に、一瞬でも
  強い光が入ってくると撮影困難になったり、機器自体にそのような安全装置が
  しっかり装備されていないと機器自体の回路が一発で破壊されてしまうといった
  慎重な操作が求められる。
  現在一般に出回っている機器の多くは強い光に対しての安全装置が取り付けられて
  いるのがほとんどであるが、ひと昔前は暗視カメラを覗いていて車のヘッドライトに
  一瞬照らされて目が損傷を受けた、といった事故も実際にあった。
  (ちなみに第3世代のナイトビジョンは規制があり、一般人が輸入や輸出する事を
   禁じられている為、一般に販売される事は無い。
   この事からも一般に販売されている『第3世代ナイトビジョン』と銘打った
   商品は、あくまでも『第3世代並みの・・』や『第3世代風の・・』といった
   商品である。)
   {類}→ナイトショット

 ■〔流し〕 (ながし)
  今現在の場所には関係無い人物。 よそ者。 その時だけ他から来た人物。
  広い意味では、ある対象の人物とは交友関係等が無く、関連のある人物では無い
  という事。
  更に広くは住所不定の人物。 「流しによる犯行」=「知人、友人や顔見知りの
  人物では無く、全く無関係の人物による犯行」という意味。
  「浮気相手は流しです」=「浮気相手は知人、友人、同僚等の関連のある人物では
  無い」という意味。

 ■〔ナンバー調査〕 (なんばーちょうさ)
  車やバイクのナンバープレートから登録者をデータ的に抽出する調査。
  原則として車検証に登録されている情報と同一のデータが得られる。
  数年前までは一般の人間でも陸運局へ出向いて申請すれば取り出せる情報だったが、
  現在では特殊なデータ調査の一つとなり、一般の人間では関与できない
  個人情報となった。

 ■〔2対〕 (にたい)
  調査する対象者が2人いる事。

 ■〔人着〕 (にんちゃく)
  人相と着衣の事。
  「出てきたターゲットの人着を教えて下さい」→「黒髪、短髪、メガネ無し、
  茶色のコート、黒いズボン、黒い革靴、170センチ前後、痩せ形です」
  などと使い、このような人着の連絡は上から順に報告するのが基本。

 ■〔にんべん〕
  偽りのもの。 偽造品を指す言葉。
  「偽」の字の部首がにんべんである事からこう呼ばれる。
  基本的には偽りの物品に対して使う言葉であり、偽りの情報に対しては
  「ガセネタ」などと呼ぶ。





 ■〔バグ〕 (Bug)
  盗聴器の俗称。
  Bugは直訳すると「小さな虫」の意味だが、この事から、知らずに家に侵入する
  小さな厄介物という意味で名付けられた。

 ■〔パケ〕
  覚醒剤を指す隠語。

 ■〔ハコ〕
  交番、駐在所を指す隠語。

 ■〔半落ち〕 (はんおち)
  容疑者がその事柄について一部だけ自供、自白する事。 全ては自供していない
  状態の事。
  {類}→歌う、落ちる、完落ち、ゲロ

 ■〔バンかけ〕
  職務質問を掛ける事。
  {同}→職質

 ■〔被疑者〕 (ひぎしゃ)
  容疑者と同意。 文字通りその疑いがある人物の事。
  基本的に警察関係にて被疑者と呼び、それ以外の一般では容疑者と呼ぶ。
  {同}→マルヒ、容疑者

 ■〔被告・被告人〕 (ひこく・ひこくにん)
  基本的に、民事訴訟において訴えられた側の人間を『被告』と呼び、
  刑事事件において起訴された人間を『被告人』と呼ぶ。
  このことから『被告』と『被告人』は別の言葉であり、「妻である私は、浮気を
  した夫を訴えた」=このような場合は民事事件の為、妻が原告、夫は被告となる。

 ■〔微釈〕 (びしゃく)
  警察等に一度は逮捕、拘束されたが軽い罪だった為にすぐ釈放される事。

 ■〔秘密の重要度〕 (ひみつのじゅうようど)
  丸秘など、秘密の情報の重要度ランクの一例↓
  「秘密」 》 「丸秘」 》 「極秘」 》 「角秘」 の順に秘密の重要度がランクされる。

 ■〔ぶたばこ〕
  留置所を指す隠語。
  {同}→暗箱、鳥かご

 ■〔ブラックボックス〕
  盗聴器を指す隠語。
  盗聴器の多くが黒い箱状になっている事からこう呼ばれるが、近年では盗聴器を
  ブラックボックスと呼ぶ人はあまりいない。

 ■〔別荘〕 (べっそう)
  刑務所を指す隠語。

 ■〔方確〕 (ほうかく)
  方向確認の略。
  主には張り込み中に、事前にターゲットが出発した場合の道路や方向の呼び名を
  調査員同士で決めておく事。
  この「方確」を事前に打ち合わせしておかないと
  「今ターゲットがそっちへ出ました」→「そっちとは? こっちから見てどっち?」
  →「え〜と・・・ そっちから見て右の方です」→「右のどっちの道路へ出たの??」
  というような的確な意志の疎通が瞬時にできなくなる恐れがある。
  「方確」として事前に「あの道路へ出たらA、この道路へ出たらB」というふうに
  実際に目視にて調査員同士が打ち合わせておく事。

 ■〔ホシ〕
  確実に犯人であると認められる人物。
  (本当のホシなので「ホンボシ」と言う場合もある。)





 ■〔まえ〕
  前科の意。 広い意味では前歴も含めて「まえ」と言う場合もある。
  {同}→前科、前歴

 ■〔撒く・撒かれる〕 (まく・まかれる)
  尾行等をしていて、追っているこちら側に気付き、故意に尾行から
  逃げようとする行為。
  「尾行を撒く」、「尾行を撒かれた」はあくまでも追われている側が
  故意に尾行から逃れようとした行為を言う。
  追われている側は故意に逃げたのではなく、単純に追っている側の見失いの
  場合は「撒かれた」とは言わず、「失尾」と言う。
  {類}→失尾、尺を取る

 ■〔マメ〕
  強姦を意味する隠語。 主には強姦を行った人物を指す。 強姦魔。

 ■〔マルガイ〕 (丸害)
  被害者の事。
  {同}→害者

 ■〔マルタイ〕 (丸対)
  調査する対象人物の事。
  警護や護衛の業務でのマルタイはボディガードすべき人物の事。
  {同}→ターゲット

 ■〔マルチバンドレシーバー〕
   →〔受信機〕 を参照。

 ■〔マルヒ〕 (丸被)
  被疑者、容疑者の事。
  被疑者という呼び方は原則として警察関係での呼び方。
  一般では容疑者と呼ぶ。
  {同}→被疑者、容疑者

 ■〔マルボウ〕 (丸暴)
  暴力団、暴力団関係者。
  逆に警察側で暴力団を取り締まる部署(暴力団対策課等)をマルボウと
  呼ぶ場合もある。

 ■〔面〕 (めん)
  顔の事。

 ■〔面がある〕 (めんがある)
  面識がある。 知っている人物。

 ■〔面が割れる〕 (めんがわれる)
  犯人等の顔が判明する。 不明だった対象者の顔が判明する。

 ■〔面取り〕 (めんとり)
  主には調査する対象者の顔の写真や映像を撮る事。
  又は対象者の顔を見る、顔を覚える事。

 ■〔モンモン〕
  刺青(いれずみ)を指す隠語。
  {同}→スミ





 ■〔八木アンテナ〕 (やぎあんてな)
  指向性のアンテナをひとくくりとして「八木アンテナ」と呼ぶ事が多い。
  探偵業務として使用する場合、盗聴器の発見調査には欠かせない機材の
  ひとつである。
  盗聴電波が発せられている事を確認した場合、その電波がどこから発せられて
  いるのか?(盗聴器自体がどこにあるのか?)を突き止める為に、電波発射の方角を
  探るには、ある一定方向からしか電波を受信しない八木アンテナは
  非常に適している。
  追跡尾行の業務にて使用する場合は、ターゲットの車両に取り付けられた
  追跡用発信機から発せられている電波を基に方角を探るのにも適している。
  指向性の八木アンテナは電波が発射されている方向、方角を、
  つまり、追跡している車両がどちらの方角に進んでいるか把握するのには
  無くてはならない機材のひとつと言える。
  追跡中に交差点に差し掛かり、ターゲットの車両がどちらへ曲がったのか?
  八木アンテナの受信する方へ向かって追跡するという事になる。

 ■〔ヤサ〕
  広くは家や住居の事を言うが、特には犯人や容疑者の家や住居を指して言う。

 ■〔ヤサ尾け〕 (やさづけ)
  尾行をして家や住居を突き止める事。
  「浮気相手のヤサ尾け」=「浮気相手を尾行して家や住居を調べる」という意味。

 ■〔やま師〕 (やまし)
  詐欺師を指す隠語。 近年ではあまり使う人はいない。

 ■〔容疑者〕 (ようぎしゃ)
  文字通り、その疑いがある人物。 被疑者と同意。
  基本的に警察関係にて被疑者と呼び、それ以外の一般では容疑者と呼ぶ。
  {同}→被疑者、マルヒ





 ■〔ライトチェンジ〕
  夜間に車両で尾行している時は前を走る対象者に気付かれないよう、ヘッドライトを
  フォグランプのみにしたり、ヘッドライトのみにしたり、またヘッドライトと
  フォグランプを両方点灯したりと、ライトの点き方を変化させて
  後ろを走っている車は違う車両だと思わせる効果を行う。
  あまり頻繁に行うのは逆効果。
  このような場合に「対象の車両のスグ後ろに着いてしまうので
  ライトチェンジして下さい」などと使う。

 ■〔臨場〕 (りんじょう)
  現場へ出動する事。 広い意味では現場に到着する事。
  {類}→現着

 ■〔レーザー盗聴〕 (れーざーとうちょう)
  盗聴したいターゲットの部屋の窓ガラスにレーザー光線を照射し、
  その跳ね返って来た光線を受け取ると室内の音声が聞けるという盗聴手法。
  室内で発せられている会話や音声の影響で窓のガラスがミクロ単位でも振動すると、
  この微妙な振動はレーザー光線に影響を与えて音声に変換して聞ける、という
  特殊な装置。
  だがこれは海外の諜報機関でもほとんど実用的では無く、実質的な技術の面では
  難題が多く、装置の費用も高額であるといったさまざまな問題がある。
  更には、装置から照射するレーザー光線は基本的に可視光線である為、
  レーザー盗聴を行っている事が発覚しやすいといった危険性もある為、
  実用的では無い。

 ■〔レシーバー〕
   →〔受信機〕 を参照。

 ■〔ロケーション〕
  電波の受信状態の意。
  特には調査員同士が無線機等でやり取りしている時の電波の感度。
  「調査員Aからのロケーションが悪いのでその場所からズレて下さい」
  などと使う。

 ■〔ロケーションアナライザ〕
   →〔電界強度計〕 を参照。












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